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Vol.8 鍵盤打楽器での「ど・れ・み」の場所の見つけ方は・・・

鍵盤打楽器の白鍵上にある音名と
その位置を知らせ弾いてみる
「木琴/マリンバ/鉄筋/ビブラフォンなど」

ここまでの練習で理解した八分音符を使って、鍵盤打楽器でも白鍵を使った演奏方法に入ってみましょう。

レッスン6

改めて「ど」「み」はどこにあるかを確認しましょう。
1、まず 黒鍵の二本つながっている部分「で・え」を四分音符で3回弾いてください。図1譜1

左手で弾いた「で」の位置から少し左の外側下にずれると「ど」 右手で弾いた「え」の位置から少し右の外側下にずれると「み」

瓜生Vol.8_図1

 

2、確認できましたら、「ど・み」を四分音符で同時に両手で3回弾いてください。図2譜2
(Vol.5の鍵盤楽器での練習で「ど・み」の位置を理解していれば簡単にクリアできるでしょう)

 

瓜生Vol.8_図2

 

ピアノなどの鍵盤楽器は黒鍵と白鍵が違う色ですが、木琴・鉄琴などの鍵盤打楽器の鍵盤は全て同じ色です。
鍵盤の二本の並びの下の部分なのか、三本並びの下の部分なのかを意識することで音の位置をより正しく認識でき、弾き間違えを少なくでき演奏しやすくなります。また指で弾くわけではないので、指の感覚にも頼りにくいです。鍵盤上に印をつけるとそこばかりを追ってしまいますので、覚えた黒鍵を有意義に利用するこの方法で試してください。

3、右手だけで「み・ど・み」を四分音符で弾いてみます。
この時、鍵盤手前のポジョションを守って弾くようにしてください。このあと、左手と組み合わせるために大切なポイントとなります。
音の位置の当たり外れを気にして鍵盤にマレットを押し付けてしまったり、人差し指を柄の上に押し付けたりする傾向がありますが、基本の跳ねることを忘れないで練習してください。図3譜3

 

瓜生Vol.8_図3

 

4、「れ」はどこにあるかを確認しましょう。
今弾いた「み・ど」の間の鍵盤が「れ」です。この「れ」を左手で打ちます。ポジションに用意して10cmほど引き上げてから跳ねるように弾いてみましょう。左手のマレットは右手のマレットより少し黒鍵側のポジションになります。Vol.2の図6,7を参照してください。図4譜4

 

瓜生Vol.8_図4

 

5、今練習したことを使って両方の手を使って「み・れ・ど」と弾いてみましょう。
鍵盤上でマレットが当たるポジションをしっかり守りましょう。図5譜5

 

瓜生Vol.8_図5

 

 

瓜生響子

瓜生郷子(うりう きょうこ)
東海大学文学部で西洋史を専攻。
1979年より桐朋学園大学音楽学部にて、打楽器を小林美隆氏に、マリンバを安部圭子氏に師事。在学中よりオーケストラ、アンサンブルなどの演奏活動をする一方、パール楽器・幼児教育部門の講師として活動。
1991年よりドイツ・フライブルグ国立音楽大学に於いて、打楽器をベンハルト・ヴゥルフ氏に、同時に子供のための音楽表現教育指導法をマルティナ・ヤコビ氏に師事。
1995年、オーストリア国立音楽芸術大学モーツァルテウム・カール・オルフ研究所主催の国際音楽教育セミナーに参加。これ以降オルフの提唱した「音楽と動きの教育」のメソッドを軸とした「早期音楽表現教育」の研究活動に重点を置く。

現在、音楽教室、幼稚園・保育園に於いて様々な音楽指導を行っており、個別性を重視した音楽表現教育に取り組んでいる。また、幼稚園教諭、保育士、音楽指導者に向けた講習会で、鍵盤楽器への導入法、リズム遊びの展開など色々な指導法を紹介。

新島学園短期大学コミュニティ子ども学科兼任講師、「うりう音楽教室」主宰。日本音楽表現学会会員

 



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