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Vol.4 鍵盤打楽器で八分音符の練習 言葉遊びを使った導入・・・

 鍵盤打楽器で八分音符の練習①
「木琴/マリンバ/鉄筋/ビブラフォンなど」

4回目の今回は第2回目に続き鍵盤打楽器の奏法と基礎練習を解説します。
(使っているリズムは鍵盤ハーモニカ編の第3回とほぼ同じです)

始めに八分音符の打ち方の練習です。

レッスン1

左右のマレットを鍵盤の上に(図1)置き、四分音符(譜1)で、鍵盤の上を同時に3回跳ねさせます。この時、左右のマレットの動きが揃っているように気をつけましょう。

 

瓜生Vol.4_図1

 

瓜生Vol.4_譜1

打楽器類の手順に関する表示
B (Both) 両手打ち
R (Right) 右手打ち
L (Left) 左手打ち

この両手で打っているマレットの高さと打った感じを保って、左右バラバラの交互打ちにしたのが【譜2】の1拍目の演奏法になります。

 

レッスン2

まず、【譜2】の1小節目リズムを言葉と膝打ちで練習してみましょう。

 

瓜生Vol.4_譜2

譜2を使った練習

1、最初にⓐスイカーのリズム言葉をくり返し言ってみましょう。
2、なれてきたら言葉に合わせて「右、左、右」と膝を叩いてみましょう。
3、今度は円になって座り、一人一人が膝打ちをしながらスイカーを1 小節ごとに
  ⓐ→ⓐ→ⓐ→ⓐ→の要領で隣に回していきます。
4、それもスムーズに出来るようになってきたら今度は一人一人が膝打ちをしながら言葉を順番に変えて、隣に回していきます
  ⓐ→ⓑ→ⓒ→ⓓ→繰り返してⓐ→ⓑ→ⓒ→ⓓ
※ この練習のポイントは、四分音符が伸びる部分で隣に渡す気持ちを表現することです。(果物をプレゼントする動作)
 四分音符の長さが保たれ、手も上がります。打った後の手を高めに弾ませて隣に回せるといいですね。図2
☆ ここでは果物を使いましたが、自由に3文字のことばを探して、組み合わせを楽しんでください。

 

瓜生Vol.4_図2

レッスン3

Vol.3のレッスン5の打楽器編です。

 

瓜生Vol.4_譜3

 

1、先ず手拍子で四分音符のビートを取る人と、譜3ののリズムを音名で歌う人に別れます。


譜3のⒶとⒷの小節は別々に繰り返しての練習がいいです。
リズムを歌えたら膝打ちの動作をプラスしましょう。
(この時、音名を歌いながら動作をすることを忘れないようにしてください)

2、次に演奏してみます。手拍子の人と鍵盤打楽器を演奏する人とワンペアーで試してみましょう。

※四分音符を打った後、歌っているのと同様に音が伸びるような感じで、少し高めに腕を跳ねあげられると長さの表現ができます。また、Vol.2で練習しましたが、八分音符を演奏する時も、手首を使うのでなく出来るだけ腕を使って演奏するようにしてください。図4

 

瓜生Vol.4_図4

 

瓜生響子   

瓜生郷子(うりう きょうこ)
東海大学文学部で西洋史を専攻。
1979年より桐朋学園大学音楽学部にて、打楽器を小林美隆氏に、マリンバを安部圭子氏に師事。在学中よりオーケストラ、アンサンブルなどの演奏活動をする一方、パール楽器・幼児教育部門の講師として活動。
1991年よりドイツ・フライブルグ国立音楽大学に於いて、打楽器をベンハルト・ヴゥルフ氏に、同時に子供のための音楽表現教育指導法をマルティナ・ヤコビ氏に師事。
1995年、オーストリア国立音楽芸術大学モーツァルテウム・カール・オルフ研究所主催の国際音楽教育セミナーに参加。これ以降オルフの提唱した「音楽と動きの教育」のメソッドを軸とした「早期音楽表現教育」の研究活動に重点を置く。

現在、音楽教室、幼稚園・保育園に於いて様々な音楽指導を行っており、個別性を重視した音楽表現教育に取り組んでいる。また、幼稚園教諭、保育士、音楽指導者に向けた講習会で、鍵盤楽器への導入法、リズム遊びの展開など色々な指導法を紹介。

新島学園短期大学コミュニティ子ども学科兼任講師、「うりう音楽教室」主宰。日本音楽表現学会会員

 

 



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