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Vol.2 鍵盤打楽器の入門 マレットの持ち方、基本的な打ち方・・・

鍵盤打楽器の導入
「木琴/マリンバ/鉄筋/ビブラフォンなど」

2回目の今回は、鍵盤打楽器の奏法と基礎練習を解説します。

演奏のポイント

マレットでの演奏のポイントは、上手くマレットの先の球の部分を跳ねさせることです。
まず、マレットは柄の真ん中を柔らかく持ちます。図3

 

瓜生Vol.2_図3

打つ時に鍵盤の中で打ちたいポイント(点)を決めて、そこからマレットをまっすぐに上げてから落し、はね上げます。図4

瓜生Vol.2_図4

 

この時、手首を振るのではなく、肘から下の腕を全部使って(肘をテコの支点にして)動かしてください。
また、手首・持ち手には力を入れすぎないように気をつけましょう。
手首を振ると、弾きたい音盤に当たりづらくなります。まっすぐに上げて、まっすぐに落とし、再び拾い上げることに徹底しましょう!なお、鍵盤打楽器類の打点は、パイプの真上が一番響く音がしますが、曲や奏法で最適な位置は変わってきます。音をよく聞いて判断しましょう。

 

瓜生Vol.2_譜2


練習の方法

練習の方法は、Vol.1で紹介したワンポイントレッスンのレッスン2(譜例2)から、上記のことを守って始め、右手でも左手でもできるようにします。

瓜生Vol.2_譜3

レッスン4(譜例3)では左右のバチで交互に打つようにします。両手を使ってのマレットでの奏法は、まず、構える時は図5のように左が鍵盤の上側になるように準備して、図6のように動かします。これは黒鍵の演奏でも白鍵の演奏でも同じです。

 

瓜生Vol.2_図5

 

瓜生Vol.2_図6

レッスン4では、図7のように左から打ち始めて上行する演奏、右から打ち始めて下行する演奏を両方練習しましょう。

 

瓜生Vol.2_図7

 

瓜生響子   

瓜生郷子(うりう きょうこ)
東海大学文学部で西洋史を専攻。
1979年より桐朋学園大学音楽学部にて、打楽器を小林美隆氏に、マリンバを安部圭子氏に師事。在学中よりオーケストラ、アンサンブルなどの演奏活動をする一方、パール楽器・幼児教育部門の講師として活動。
1991年よりドイツ・フライブルグ国立音楽大学に於いて、打楽器をベンハルト・ヴゥルフ氏に、同時に子供のための音楽表現教育指導法をマルティナ・ヤコビ氏に師事。
1995年、オーストリア国立音楽芸術大学モーツァルテウム・カール・オルフ研究所主催の国際音楽教育セミナーに参加。これ以降オルフの提唱した「音楽と動きの教育」のメソッドを軸とした「早期音楽表現教育」の研究活動に重点を置く。

現在、音楽教室、幼稚園・保育園に於いて様々な音楽指導を行っており、個別性を重視した音楽表現教育に取り組んでいる。また、幼稚園教諭、保育士、音楽指導者に向けた講習会で、鍵盤楽器への導入法、リズム遊びの展開など色々な指導法を紹介。

新島学園短期大学コミュニティ子ども学科兼任講師、「うりう音楽教室」主宰。日本音楽表現学会会員

 

 



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