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Vol.16 呼吸のコツ①

呼吸のコツ①

皆さんこんにちは!
Vol.15 までで、リコーダーの様々な音を演奏するポイントや、表現を豊かにするコツをおさえた所で、今回は「腹式呼吸」についてお話しさせて頂きます!

私達もこども達も何か勉強をしている時、誰かとお話しする時、眠っている時、常に呼吸をしています。

普段、無意識に行なっている呼吸ですが、コントロール出来るようになると、更に演奏の幅が広がります!

呼吸には大まかに2種類、
あばら骨を広げたりする「胸式呼吸」
下腹部を出したり引っ込めたりする「腹式呼吸」があるのですが、
リコーダー等の管楽器を演奏する為に、是非身につけたいのは「腹式呼吸」です。

「胸式呼吸」よりも「腹式呼吸」の方が息を沢山吸う事が出来て、楽器を演奏する時に利点が多いので、ここで練習しておきましょう。

①まずはリラックス。体の力を抜いてください。

②体に余分な力が入っていない事を確認したら、口を開いて肺の空気を出し切ってみましょう。
( この時、手を温めるような優しい息をイメージすると効果的です。)

③限界まで出し切ってから息を吸うのですが、肺からではなくお腹の下から深く吸い込むイメージで。
( お腹の周りや背中にまで空気が入るイメージで吸うと効果的です。)

「腹式呼吸」はこの②と③を繰り返して練習を行うのですが、ここで確認して欲しいのは、息を吐くと下腹部がへこみ吸うと膨らむ事。 実際に触ったりすると分かりやすいですし、見た目でも確認出来る事が多いのでこども達と練習する時はチェックしながら授業を進めてください!

深くゆっくり吐く事と沢山吸う事の繰り返しが、自然に出来るようになってきたら成功です!
「腹式呼吸」をこども達に身につけて貰うと、演奏する息をより長く持続出来るだけでなく、いつもよりたっぷり息が使えて、良い音色の演奏にも繋がるので、時間をわざわざとってでも、授業で取りあげておきたいですね!

リコーダーを触る前にこういう練習ばかりだと、飽きてしまう事が多いので、このタイミングでお話しさせて頂きました。
次回はブレスの取り方についてお話しします!

 

下中拓哉

下中拓哉(しもなか たくや)
東京都新宿区出身。尚美ミュージックカレッジ専門学校音楽総合アカデミー学科作曲コース(4年制)を卒業。作曲を徳備廉純、高橋伸哉の各氏に師事。在学中にリコーダーの研鑽を積み、ポピュラージャンルでのリコーダー奏者としての演奏活動のほか、指導者としても活躍。東日本の小学校を中心に年間200校ほど訪問し、リコーダー講習を行う。そのほか、小学生のための器楽合奏や管楽器のための編曲作品が多数出版されている。現在、東京リコーダー協会 AULOS講師、リコーダー奏者、作編曲家。

 



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