Vol.4 鍵盤ハーモニカの吹き方(立奏編)
鍵盤ハーモニカの吹き方(立奏編)
前回は音楽の授業の際メインの姿勢になる「鍵盤ハーモニカの吹き方(座奏編)」をお届けいたしましたが、今回は音楽会などで役立つ〝立奏編〟のご紹介です。
「鍵盤ハーモニカの吹き方(立奏編)」
1.左手を楽器の裏側のバンドに入れて楽器を持ちます。
2.ホースタイプの唄口は上下の歯で支えて使用します。短い唄口の場合は噛まずに口を添えるだけでOK!
3.顔が下を向かないように気をつけて楽器を演奏しましょう。
♪楽器の角度について
立奏時は座奏時と比べて楽器を自由に動かすことができます。
どんな風に楽器を持てば良いのか迷ってしまうかと思いますので、メリット・デメリット含めて
いくつかの持ち方パターンをご紹介していきます。
◆ ホースタイプの唄口の場合
1.体の正面に持つ
座奏の時と同じように鍵盤を見ながら演奏することができます。
2.ホースを首の後ろから回して持つ
音楽会などスタイリッシュに見せたいときにオススメです。ホースも邪魔になりませんね。
◆ 短い唄口の場合
3.鍵盤が垂直になるように持つ
左手首の負担は少ないですが、鍵盤が見えないため動きのあるフレーズは少し演奏しにくいです。
4.鍵盤が斜めになるように持つ
1より少し鍵盤が見やすくなりますが、長時間演奏すると左手首に負担がかかります。
5.鍵盤が天井を向くように持つ(番外編)
楽器裏のバンドを握るか、楽器全体を手の平で支えて演奏します。動きのあるフレーズもかなり演奏しやすくなりますが、低学年の子ですと楽器を支えるのが難しいです。
このように色々な構え方がありますが、型を決めすぎずに「吹きやすいように」「からだに無理がないように」を優先して持ち方を考えていけたら理想的ですね。
今回の「鍵盤ハーモニカの吹き方(立奏編)」はここまで。かっこいい吹き方をたくさん試してみてくださいね!
菅谷詩織(すがや しおり) |