作曲者 | 下田和輝(シモダ・カズキ) |
シリーズ | オリジナル |
編成概要 | 吹奏楽 |
解説 | 【作曲家からの曲解説】 この作品は、ロケットミュージック株式会社の書き下ろし作品として2016年冬に作曲されました。 曲名の「ロッククライマー」とは、ロッククライミングをする人のことで、この作品の中では、岩に登る前~岩の頂上に到達するまでを時系列順に描いています。 曲は大きく分けて以下の4つの部分に分かれていて、それぞれ切れ目無く演奏されます。 ●1小節目~ 目の前にある岩の雄大な景色に圧倒される。 ●51小節目~ ハーケンを岩に叩き込みながら登り始め、次第に高度が高くなり目に映る景色が変わっていく。 ●113小節目~ 落下する恐怖感と戦いながらも、必死に登っていく。 ●158小節目~ 遂に岩の頂上に到達し、頂上からの素晴らしい眺めに圧倒されると共に達成感が込み上げる。 この作品には多くのオプショナルパートが設定されており、最小11人から演奏が可能となっています。小編成のバンドに是非演奏して頂きたい1曲です。(下田和輝) |
解説2 | 【秋山紀夫先生 (日本吹奏楽指導者協会名誉会長) からの曲解説】 山の頂を目指して挑戦するクライマーと厳しい自然を描いた描写的な曲です。打楽器のアンサンブルにはじまり、ファンファーレが続きます。この部分は「目の前にある岩の雄大な景色に圧倒される」部分。次は「登りはじめ、景色が変わってゆく」部分とのことでティンパニが活躍し次第に高まっていきます。次は「落下する恐怖と戦いながら、必死に上ってゆく」部分で、打楽器を伴って激しく刻まれ,危機が描かれ、ティンパニが活躍し、また木管も歌います。最後は「頂上に到着し素晴らしい眺めに圧倒される」終曲で、ホルン等が歌い壮大な景色が目前に広がります。ティンパニが大活躍し、打楽器奏者に喜ばれそうです。グレード3、7分11秒。最小11人でも演奏できるとのこと。 |
編成 | この楽譜は「小編成用」の楽譜で、小編成バンドでもコンクールに出場できるように、最小11人から演奏できるように工夫されています。 スコア Full Score アドバイス付きFull Score(スコアの各所に作曲者本人によるアドバイスが記載されてます) 木管楽器 Flute 1 *Flute 2 (Opt.) *Oboe (Opt.) *Bassoon (Opt.) Bb Clarinet 1 (2) *Bb Clarinet 2 (Opt.) (2) *Bb Bass Clarinet (Opt.) Eb Alto Saxophone Bb Tenor Saxophone *Eb Baritone Saxophone (Opt.) 金管・弦楽器 Bb Trumpet 1 (2) *Bb Trumpet 2 (Opt.) (2) F Horns 1 *F Horns 2 (Opt.) Trombone 1 *Trombone 2 (Opt.) Euphonium Tuba *String Bass (Opt.) 打楽器 Timpani Percussion 1 (Snare Drum, Bass Drum, Floor Tom, Crash Cymbal, Triangle, Suspended Cymbal) *Percussion 2 (Opt.) (Suspended Cymbal, Chimes(or Glockenspiel,Vibraphone), Anvil, Brake Drum) |