作曲者 | 伊藤康英(イトウ・ヤスヒデ) |
シリーズ | ソロ(木管,金管,打楽器) |
編成概要 | マリンバ/ピアノ |
解説 | 【編成:マリンバ/ピアノ(ピアノ伴奏あり)】 ●公益社団法人日本吹奏楽指導者協会(JBA)推薦楽譜 ●CD「ソロコンテスト・レパートリー・セレクション」に収録 《曲解説》 以前に作曲した同名の打楽器アンサンブル曲(6重奏から8重奏)を2人の奏者で楽しめるヴァージョン。 「ティラミス」というデザートの名は、「Tirami su」(私を上に引き上げて)という意味。そこで、主語を入れ替えて、「Ti tiro su」(君を上に引き上げる)という題名をつけてみた。英語に訳すと「I raise you up」といったところか。これを聴いたり演奏したりする人たちが、ハイになること間違いなしの楽章。 「チョコレート・ビアンカ」は、ホワイト・チョコレートのこと。以前に作った「チョコレート・ダモーレ」(愛のチョコレート)の「お返し」。 「ジェラート・コン・カフェ」は、真島俊夫さんに同名の作品があり、その解説に、ジェラート・コン・カフェは甘いデザートだが、大人のみなさんはコーヒーのほろ苦さに人生を重ねてみてください、というようなことが書かれてあり、なるほどと思って、ご本人に無断でタイトルを拝借したというわけ。 第1楽章:ティティロス(Ti tiro su)〈1分59秒〉 第2楽章:チョコレート・ビアンカ(Chocolate Bianca)〈3分3秒〉 第3楽章:ジェラート・コン・カフェ(Gelato con Caffe)〈3分37秒〉 (伊藤康英) ////////////////////////////////////////////////////////// 「ソロコンテスト・レパートリー・セレクション」リリースによせて」 公益社団法人日本吹奏楽指導者協会(JBA) 会長 岡田知之 ロケットミュージックより邦人作曲家による管打楽器独奏用楽譜とCDのセットがリリースがされた。 JBAが開催している管打楽器ソロコンテストにおいて日本全国で多くの中学生と高校生が参加している。 しかし、取り上げる作品のほとんどが外国の作曲家によるもので、中には音楽大学生やプロフェッショナルの音楽家でも難しいと思われる作品を苦労して演奏している奏者も多く見受けられる。 このプロジェクトでは、我が国の管打楽器事情を知り尽くした邦人作曲家が、生徒たちの成長過程に見合った作品を提供してくれた事に大変意義を感じている。 同時にリリースされたCD単独で聴いても「ソロコンテスト」と題しているものの、一流演奏家の起用により観賞用音源として素晴らしい内容である。 将来活躍が期待される若手の音楽家育成のためにも、ロケットミュージックの素晴らしいこの企画に、これからも注目していきたい。 ////////////////////////////////////////////////////////// |
解説2 | 《伊藤康英プロフィール》 交響詩「ぐるりよざ」などで世界的に知られる。またオペラ「ミスター・シンデレラ」はじめとした声楽作品もしばしば演奏されている。ピアノ連弾曲集「ぐるぐるピアノ」シリーズ(音楽之友社)も高く評価されている。とくにアジア諸国にて吹奏楽の指揮、指導など。またピアニストとして多くの声楽家の伴奏を務めている。 東京藝術大学作曲科および同大学院修了。その後、同大学にてソルフェージュ科講師として長らく教鞭を取り、現在は、洗足学園音楽大学教授。静岡県音楽コンクールピアノ部門1位、日本音楽コンクール作曲部門入賞、奏楽堂日本歌曲コンクール優秀共演者賞などを受賞。 |
編成 | Marimba/Piano |