作曲者 | Robert W. Smith(ロバート・W・スミス) |
シリーズ | 輸入吹奏楽(スコア) |
編成概要 | 吹奏楽 |
解説 | 戦いに勝ったギリシャ軍は無事帰国出来たかというと、トロイでのだましうちや、虐殺が神の怒りにふれ、様々な困難に遭遇します。特に木馬作戦の立案者オデュッセウスには長いさすらいの旅が待っていました。初めの島では72人の部下を失い、次の蓮食いの人の島では記憶を失いそうになり、更に次の一つ眼の巨人ポリフェモスの国では岩に閉じこめられてしまいます。しかしオデュッセウスは彼の目をつぶして盲にして逃げ出します。ポリフェモスは父親の海の神ポセイドンに訴えたため、ポセイドンは怒ってオデュッセウスの船団に激しい嵐を送りつけます。この曲ではその嵐とからませて、物語の別な部分で出てくるシレーヌという女神も題材となっています。ポセイドンはオデュッセウスの船団に嵐を吹きつけて航海の邪魔をしますが、その様子が曲の前半で表現されます。中間部では岩の上で歌を歌って船乗りを眠らせ、船を難破させてしまう人魚の神シレーヌが表現されます。曲はユーフォニアムのソロから始まり、雄大な物語が暗示されますが、すぐテンポを速めて嵐との戦いが描かれます。第2主題はやや静まってフルートとバス・クラリネットのユニゾンで提され、再び激しいテュッティの後、第2主題が繰り返されて前半を終わります。中間部はホルンのソロの後、女声によるシレーヌの歌声が聴かれます。後半は第1主題、第2主題が短縮された形で再現されます。(秋山紀夫) |
解説2 | 《スコアのみの販売です》 |
編成 | Score Only |