作曲者 | Samuel Hazo(サミュエル・ヘイゾ) |
シリーズ | 輸入オリジナル |
編成概要 | 吹奏楽 |
解説 | この曲は、サミュエル・ヘイゾーが30歳の時に作曲したもので、彼のはじめてのシンフォニック・アンサンプルの作品です。「ギリシャの歴史的な主題を現代のモダンな和声やメロディに変えて、オリンピックの人間の栄光や挫折を描こうとしたものだ」とヘイゾーは述べています。曲は打楽器でリズミカルに、しかし荘重に開始され、金管のファンファーレを導きます。主部ではテンポを速めて、上声の木管と打楽器の刻むリズムのなかにホルンが主題を提示します。低音楽器による第2主題もあらわれ、この上に木管が第1主題で重なります。次に打楽器セクションのアンサンブルとなり、再びホルンの第1主題が全金管で繰り返されます。これが16分音符のリズムで盛りあがり、最後にはじめのファンファーレが再現されて曲を閉じます。コンサートのオープニング向きの曲です。(秋山紀夫) |