作曲者 | 酒井 格(サカイ・イタル) |
シリーズ | 輸入オリジナル |
編成概要 | 吹奏楽 |
解説 | 日本の南西部、鹿児島県に屋久島という、深い森に覆われた島があります。1993年にユネスコの世界遺産にも登録されたこの森には、樹齢7200年と言われる縄文杉をはじめ、樹齢1000年を超える巨木が数多くあり、その佇まいは神々しく、神秘的ですらあります。 古代から、島に住む人たちに大きな恵みをもたらしてきたこの森も、数十年前には木材需要の高まりにより、数多くの樹木が伐採され、森が失われる危機に見舞われたこともありました。 しかし、森の大切さを訴える人たちの、真摯な願いが叶い、現在では緑豊かな森が多くの人たちによって守られています。 目をつぶって耳を澄ませると、鳥の鳴き声、水のせせらぎが聞こえ、私たちが生きるのに必要な美しい空気を作り出してくれる森。 屋久島のような大森林ではなくとも、そんな豊かな恵みを残してきてくれた多くの森が、これからも私たちの手によって守られて行くことを願って、この作品を書きました。 森の精の歌声、森の長老の語り、森の生き物たちの行進、ある時は嵐に襲われる森ですが、嵐が去って美しい森の景色が広がる様子を、この曲から感じ取って貰えるでしょうか? この作品は、2003年秋、全日本吹奏楽コンクールにおいて、若林義人指揮、龍谷大学吹奏楽部により演奏され、最高位を得ることが出来ました。 コルネットの独奏は、まさしく森の精を思わせる名演で、大きな話題を集めました。 (酒井格、プログラムノートより) |
編成 | Piccolo/1st Flute/2nd Flute/Oboe/Eb Clarinet/1st Clarinet in Bb/2nd Clarinet in Bb/3rd Clarinet in Bb/Alto Clarinet/Bass Clarinet/Bassoon/1st Alto Saxophone/2nd Alto Saxophone/Tenor Saxophone/Baritone Saxophone/1st Trumpet in B♭/2nd Trumpet in B♭/3rd Trumpet in B♭/1st Horn in F/2nd Horn in F/3rd Horn in F/4th Horn in F/1st Trombone/2nd Trombone/3rd Trombone/Euphonium/Tuba/String Bass (Electric Bass)/Percussion |