作曲者 | Jack Stamp(ジャック・スタンプ) |
シリーズ | 輸入オリジナル |
編成概要 | 吹奏楽 |
解説 | これはファンファーレ等を多く出版しているジャック・スタンプ(ペンシルヴァニア州インディアナ大学教授)の作品で、「神よ慈悲をもって我らの祈りをききたまえ」というコラールによる変奏曲で、「ファンファーレとコラール」、「カントゥス・フィルムス」、「レシタティヴ」、「フーガ」の4つの部分から出来ている9分30秒程の長い曲です。力強いファンファーレのあと木管により主題のコラールが提示され、金管に引き継がれます。「カントゥス・フィルムス(力強い歌)」は打楽器により開始される現代風なリズムとサウンドを持った変奏曲です。低音楽器が活躍します。「レシタティヴ」はフルートやオーボエのソロから開始され、ゆっくりした静かな変奏で、後半少しテンポを早めて金管の旋律となりますが、再びゆっくりして静かに終わります。「フーガ」はクラリネットから開始されるしっかりしたフーガで、最後にテンポをゆるめて厚い対立法でコラールの主題が再現されます。上級バンド向きの立派な作品です。(秋山紀夫) |