作曲者 | John M. Pasternak(ジョン・パスターナク) |
シリーズ | 輸入オリジナル |
編成概要 | 吹奏楽 |
解説 | 作曲者のジョン・M・パスターナクはケント州立大学で学び、同大学のバンドやマーチング・バンドの編曲もしていました。現在はクリーブランドのワレンスヴィル高校のバンド・ディレクターです。この曲は指を鳴らすスナッピングやヴィブラフォンの特殊効果を使って台風の来襲を表現した曲です。ウィンドチャイムやヴィブラフォン、スナッピングで自由に表現しながら始まり、ユーフォニアムが不気味さを表現します。そして次第に高まり、4分の7拍子のリズムをティンパニが導き出し、低音楽器が不安気に加わり、台風の接近を暗示。やがて2+2+3の8分の7拍子となり、激しさを加えます。8分の7拍子に8分の8や4分の4のリズムが変拍子風に混じり、クライマックスを作ったあと、ゆっくりした神秘的な感じの音楽となり、フルートのソロで台風が去っていく感謝をうたいます。最後ははじめの風音の効果で消えていきます。風変りな曲。グレード3.5、4分49秒。 (秋山紀夫) |