作曲者 | Karel Husa(カレル・フサ) |
シリーズ | 輸入オリジナル |
編成概要 | 吹奏楽 |
解説 | アメリカの打楽器製造会社、ラドウィッグの社長であるウイリアム・ラドウィッグに委嘱されて作曲した曲です。初演は1972年2月7日、テキサス州ワコーにあるベイラー大学で、同大学シンフォニック・ウインド・アンサンブルにより行われました。指揮はブレン・スミスで、打楽器セクションの指導にはラリー・ヴァランディングァム博士があたりました。 打楽器はウインド・アンサンブルの前面に展開されるように指定され、次のような楽器が使われています(ステージの下手から上手に向かっての配置の順)。 ティンパニー(3台)、小太鼓、ゴング(大中小3コ)、吊りシンバル(3台)、アンティーク・シンバル(フィンガー・シンバル)(3コ)、チャイム、合わせシンバル(2組)、ヴィブラフォーン、マリンバまたはザイロムバ、トライアングル(大)、木琴、グロッケンシュピール、ベルリラ、トムトム(3台)、テナー・ドラム、クラベス、シズル・シンバル(シンバルの外周に近いところに穴があり、ここに小さなネジのようなピンが通してあり、特殊な音を出す)。このほかに、エクストラとして吊りシンバル、ゴング、チャイム、合わせシンバルを用いるように指定されています。原則的にこれだけの打楽器セクションを5人の奏者で演奏できることになっていますが、都合で何人かを加えて演奏してもよいことになっています。 曲はマエストーゾの第1楽章(主として打楽器、管パートは音を伸ばす程度)、モデラート・モルトの第2楽章(ここも打楽器中心)、フルートのメロディをもとに管もやや発展すると、アレグロ・マ・ノ・ン・トロッポの第3楽章(金管より開始され、管楽器と打楽器が絡み合いながら進行するフィナーレ)の3つの楽章からできています。 打楽器の編成が大きいため一般向きではありませんが、打楽器奏者にとっては重要な作品の1つです。 (秋山紀夫) |
編成 | 1st & 2nd Piccolos 1st, 2nd & 3rd Flutes 1st & 2nd Oboe English Horn 1st & 2nd Bassoon Contrabassoon Eb Clarinet 1st Bb Clarinet 2nd Bb Clarinet 3rd Bb Clarinet Eb Alto Clarinet Bb Bass Clarinet 1st Eb Alto Saxophone 2nd Eb Alto Saxophone Bb Tenor Sax Eb Baritone Sax Bb Contra Bass Clarinet Bb Trumpet 1 Bb Trumpet 2 Bb Trumpet 3 Bb Trumpet 4 1st F Horn 2nd F Horn 3rd F Horn 4th F Horn Trombone 1 Trombone 2 Trombone 3 Baritone 1 Baritone 2 Tuba 1 Tuba 2 String Bass Percussion 1 Percussion 2 Percussion 3 Percussion 4 Percussion 5 |