編曲者 | 高橋 徹(タカハシ・トオル) |
作曲者 | Maurice Ravel(モーリス・ラヴェル) |
シリーズ | 輸入クラシックアレンジ(中上級) |
編成概要 | 吹奏楽 |
解説 | 「ダフニスとクロエ」は、現在では日本でも広く演奏されていますが、吹奏楽の演奏として日本ではじめてきくことができたのは、1961年にフランスのギャルド吹奏楽団が来日して演奏した時でしょう。原作は3世紀頃のギリシャの作家ロンギノスによるもので、神話時代の若い2人の恋物語です。その2人の名前がダフニス(男)とクロエ(女)です。この物語をもとにバレエをつくりたいと考えたのが、有名なディアギレフ(1872~1929)を団長とするロシア・バレエ団の振付師ミシェル・フォーキン(1880~1942)で、ほかにもストラヴィンスキーに作曲を委嘱(1910年「火の鳥」、1911年「ペトルーシュカ」)して成功を収めていたことから、今度はラヴェルに作曲を委嘱したのです。この版は高橋徹氏が、グレード6、15分15秒に編曲したものです。(秋山紀夫) |