作曲者 | Arnold Schoenberg(アルノルト・シェーンベルク) |
シリーズ | 輸入オリジナル |
編成概要 | 吹奏楽 |
解説 | 1940年代には、第2次大戦中アメリカに難を逃れていた作曲家たちの多くが、アメリカの出版社の求めによって吹奏楽曲を書くようになりました。1933年、フランスを経由してアメリカに移住したアーノルド・シェーンベルグもその1人で、ロサンゼルスのカリフォルニア大学で教えている時、シャーマー出版社の依頼を受け作曲したのが「主題と変奏曲」作品43aです。出版社の願いとしてはスクール・バンド向きにと頼んだのですが、結果的には難しい作品ができあがってしまったため、結局1943年の夏、ゴールマン・バンドにより初演されました。しかし、戦争中のことでもあり、あまりバンドでは演奏しなかったため、作曲者自身作品43bとしてオーケストラ用にも編曲しています。シェーンベルグらしい12音の主題による7つの変奏曲からできていますが、変奏曲は無調でなく、明らかに調性を感ずることができます。日本では、大阪市音楽団が昭和35年11月(1960年)に初演しました。(秋山紀夫) |
解説2 | 【注意】フルスコア42ページの下段(パーカッション)部分にかすれがございます。版元での再版が不可能になりますので、ご了承ください。 |