作曲者 | 八木澤教司(ヤグサワ・サトシ) |
シリーズ | オリジナル |
編成概要 | 吹奏楽 |
解説 | この楽譜は「小編成用」の楽譜で、小編成バンドでもコンクールに出場できるように、最小20人から演奏できるように工夫されています。 【作曲家からの曲解説】 兵庫県淡路島で活動する洲本吹奏楽団の第30回記念定期演奏会の委嘱作品として《淡い花の夢路 伊弉諾と伊弉冉、尊き国生みのエピソード》を作曲。2015年3月に金山利光先生の指揮、同団によって世界初演されました。 団長の喜田和大さんの淡路島に対する熱い想いや地域の次世代を大切にする情熱に応えるべく、この地で生まれた作品の証として「淡路」をイメージできるタイトルを名付けました。又、同団のご意向で原典版である「大編成版」と「小編成版」の2つの版を作曲しました。尚、今回のCD「究極の吹奏楽 小編成コンクール vol.5」では「小編成版」をCDレコーディングしました。 さて、日本最古の歴史書「古事記」の冒頭を飾る〈国生み神話〉には日本で最初に誕生したのは淡路島だと記されています。この作品は伊弉諾大神と伊弉冉大神の悲しくも壮大な日本誕生のエピソードと共に、現在の淡路島の温かい人々の様子や美しい自然を描写し、未来への発展を願った内容に仕上げました。作風は和風というよりも明るく温かい西洋的なタッチにあえてしました。今後は幅広い地域、世代に演奏して頂けましたら幸いです。(八木澤教司) |
解説2 | 《八木澤教司プロフィール》 武蔵野音楽大学作曲学科卒業、同大学大学院音楽研究科修士課程修了。吹奏楽やアンサンブルの代表作は日本のみならずアメリカ、ヨーロッパ、アジア諸国、南米でも重要なレパートリーとなる。 2019年11月9日、天皇陛下御即位奉祝記念式典・国民祭典において天皇皇后両陛下「お出迎えのファンファーレ」として、東京2020パラリンピック開会式の式典音楽として作品がそれぞれ抜擢された。その他、ヨーロッパで歴史的権威のあるスペイン・バレンシア国際吹奏楽コンクールの課題曲に作品が選定、ミステリー映画「ソロモンの偽証・後篇」では《輝きの海へ》が挿入曲として使用されるなど活動は多岐に亘る。これまで全国植樹祭、全国高等学校総合体育大会、国民体育大会の式典音楽制作を歴任。その他、各種コンクール審査員、客演指揮、指導、講演、音楽雑誌執筆に加え、音楽出版社のプロジェクトアドバイザーなどを務める。 合唱曲として手がけた《あすという日が》は“希望の歌”“東日本大震災復興シンボル曲”と称され、2011年第62回NHK紅白歌合戦において夏川りみ、秋川雅史の両氏によって熱唱された。第21回日本管打・吹奏楽 アカデミー賞[作・編曲部門](2011年)受賞、平成23年度 JBA下谷奨励賞を受賞。 2020年度より関西に拠点を移し、神戸女学院大学音楽学部で作曲・音楽理論・吹奏楽の指導にあたる。 |
編成 | スコア Full Score アドバイス付きFull Score(スコアの各所に作曲者本人によるアドバイスが記載されてます) 木管楽器 Flute 1 Flute 2(Piccolo) *Oboe (Opt.) *Bassoon (Opt.) Bb Clarinet 1 (2) Bb Clarinet 2 (2) Bb Bass Clarinet Eb Alto Saxophone Bb Tenor Saxophone Eb Baritone Saxophone 金管・弦楽器 Bb Trumpet 1 (2) Bb Trumpet 2 (2) F Horn 1 F Horn 2 Trombone 1 Trombone 2 Euphonium Tuba *Contrabass(Opt.) 打楽器 Timpani Percussion 1 (Vibraphone, Crash Cymbals, Glockenspiel, Marimba) Percussion 2 (Suspended Cymbal, Wind Chimes, 4 Tom-toms, Vibraslap, Gong, Flexatone, Bongo, Snare Drum, Tambourine) Percussion 3 (Bass Drum, Tambourine) |