作曲者 | 広瀬勇人(ヒロセ・ハヤト) |
シリーズ | オリジナル |
編成概要 | 吹奏楽 |
解説 | この楽譜は「小編成用」の楽譜で、小編成バンドでもコンクールに出場できるように、最小11人から演奏できるように工夫されています。 【最小編成】 Flute 1 Bb Clarinet 1 Bb Clarinet 2 Eb Alto Saxophone Bb Trumpet 1 Bb Trumpet 2 F Horn 1 Trombone 1 Euphonium Tuba Percussion(Timp & Perc1) 【作曲家からの曲解説】 「聖(セント)ヤコブの墓」は2018年、ロケットミュージックの書き下ろし作品として作曲されました。 スペイン北西部の街「サンティアゴ・デ・コンポステーラ」は、9世紀にイエス・キリストの十二の弟子の一人、ヤコブの墓が発見されて以来、ローマ、エルサレムと並んでキリスト教の三大聖地の一つとされてきました。中世よりヨーロッパ全土から多くの巡礼者がこの地を訪れ、フランス南部からこの街へと続く800kmを越える道は「サンティアゴ・デ・コンポステーラの巡礼路」として、1993年に世界遺産に登録されました。 現在でも年間約10万人の巡礼者が、徒歩で最短でも1ヶ月はかかるとされている巡礼路をひたすら歩いて聖地を目指しますが、その目的は様々で、純粋なキリスト教信仰の他、観光や健康、自分探しなどの為に歩く人も多いということです。 時には厳しい荒野を、また時には美しい自然の中をひたすら歩きながら自分と向き合う旅は、とても大きな魅力と意義があると作曲者は感じました。この長い旅を人生に置き換え、人はなぜ生きるのか、どこから来て、どこに向かっていくのか、その様なことを考えながらこの曲は作曲されました。(広瀬勇人) |
解説2 | 【作家プロフィール】 東京生まれ。国際基督教大学高等学校を卒業後、東京ミュージック&メディアアーツ尚美を首席で卒業。その後アメリカのボストン音楽院作曲科で優秀賞を受賞し卒業し、ベルギーのレメンス音楽院大学院にて作曲をヤン・ヴァンデルロースト氏に師事。同校の作曲科および指揮科を卒業し、修士号を取得。 日本現代音楽協会新人賞入選、ニューイングランド学生作曲コンクール第1位、21世紀の吹奏楽「響宴」入選。日本、アメリカ、ヨーロッパの各出版社より多くの作品が出版され、ドイツ、スイス、シンガポールの吹奏楽コンクールの課題曲に選出される。 尚美ミュージックカレッジ専門学校講師。著書「吹奏楽部員のための楽典がわかる本」(ヤマハミュージックメディア)。 |
編成 | スコア Full Score アドバイス付きFull Score(スコアの各所に作曲者本人によるアドバイスが記載されてます) 木管楽器 Flute 1 *Flute 2(Opt.) *Oboe (Opt.) *Bassoon (Opt.) Bb Clarinet 1 (2) Bb Clarinet 2 (2) *Bb Bass Clarinet Eb Alto Saxophone *Bb Tenor Saxophone(Opt.) *Eb Baritone Saxophone (Opt.) 金管・弦楽器 Bb Trumpet 1 (2) Bb Trumpet 2 (2) F Horns 1 *F Horns 2(Opt.) Trombone 1 *Trombone 2(Opt.) Euphonium Tuba *String Bass (Opt.) 打楽器 Timpani(G,Bb,D,Eb) Percussion 1 (Suspended Cymbal, Wind Chime,Tambourine,) Percussion 2 (Glockenspiel,Triangle, Xylophone, Vibraphone)(Opt.) ※TimpとPerc.1を1人の演奏者で同時に 演奏することが出来る為(ティンパニの楽器の間にサスペンデッド・シンバルとウィンドチャイム、タンバリンを配置する)、オプションの鍵盤打楽器を除くと、打楽器パートは最小で1人から演奏可能です。 |