作曲者 | 八木澤教司(ヤギサワ・サトシ) |
シリーズ | オリジナル |
編成概要 | 吹奏楽 |
解説 | ●曲目解説 原曲である『エスターテ ~ 蒼穹の風』は2019年に山梨県立甲府第一高等学校應援團吹奏楽部の第60回記念定期演奏会の委嘱作品として作曲。この改訂版である『エスターテ II ~ 青き空と緑の大地』は第65回記念定期演奏会のための委嘱作品で、同じく顧問である秋山尚克先生の指揮で世界初演、同年の西関東吹奏楽コンクールの自由曲として披露されました。 「華やかなファンファーレと富士山の壮麗さを表す厳かなメロディーを」というご要望をいただきましたので、同校を取り巻く大自然の豊かさとともに先輩から後輩たちに受け継がれてきた伝統をイメージして作曲しています。 もともとは大編成で作曲していましたが、今回の出版にあたって、より多くのバンドが親しめるように、20人程度でも演奏できるよう改編しました。 なお、出版楽譜の表紙は作品のワンシーンとして妻が描いたものです。参考にしていただけましたら幸いです。 (八木澤教司) ●演奏にあたって 作品を練習するにあたって山梨県甲府市の情景をインターネットなどで調べ、多くの情報を集めると良いでしょう。楽譜に書いてあるアーテュキレーション、強弱、音の長短などを、自分だけではなく仲間たちと統一できるようしっかりと打合わせしましょう。各場面に自由なイメージを想定し、速いテンポの場面では緊張感に満ちた瞬発力のあるサウンドを、緩やかなテンポの場所では温かいサウンドを心がけてください。特に緩やかな場面では音楽的な追求ができると思いますので、個性豊かなアプローチを研究してください。ソロは指定された楽器以外でも演奏することを認めます。 (八木澤教司) |
解説2 | 《八木澤教司プロフィール》 八木澤教司(やぎさわ・さとし) 作曲家。武蔵野音楽大学作曲学科卒業、同大学大学院音楽研究科修士課程修了。 吹奏楽やアンサンブルの代表作は日本のみならずアメリカ、ヨーロッパ、アジア諸国でも重要なレパートリーとして親しまれている。2019年11月9日、天皇陛下御即位奉祝記念式典・国民祭典において天皇皇后両陛下「お出迎えのファンファーレ」として、東京2020パラリンピック開会式の式典音楽として作品がそれぞれ抜擢された。その他、ヨーロッパで歴史的権威のあるスペイン・バレンシア国際吹奏楽コンクールの課題曲に作品が選定、ミステリー映画「ソロモンの偽証・後篇」では《輝きの海へ》が挿入曲として使用されるなど活動は多岐に亘る。合唱曲として手がけた《あすという日が》は“希望の歌”“東日本大震災復興シンボル曲”と称され、2011年第62回NHK紅白歌合戦において夏川りみ、秋川雅史の両氏によって熱唱された。 第21回日本管打・吹奏楽 アカデミー賞[作・編曲部門(2011年)受賞、平成23年度 JBA下谷奨励賞を受賞。 現在、神戸女学院大学音楽学部准教授、名古屋芸術大学客員教授。 |
編成 | Full Score Piccolo Flute 1 Flute 2 *Oboe (Opt.) *Bassoon (Opt.) *Eb Clarinet (Opt.) Bb Clarinet 1 Bb Clarinet 2 Bb Clarinet 3 Eb Alto Clarinet Bb Bass Clarinet Eb Alto Saxophone 1 Eb Alto Saxophone 2 Bb Tenor Saxophone Eb Baritone Saxophone Bb Trumpet 1 Bb Trumpet 2 Bb Trumpet 3 F Horns 1&2 F Horn 3 Trombone 1 Trombone 2 Trombone 3 Euphonium Tuba *String Bass (Opt.) Harp Timpani Percussion 1(Glockenspiel,Chimes,Marimba) Percussion 2(Clash Cymbals,Snare Drum,Wind Chimes,Whip,Tom tom,Triangle) Percussion 3(Suspended Cymbal,Gong) Percussion 4(Bass Drum) |