作曲者 | 片岡寛晶(カタオカ・ヒロアキ) |
シリーズ | オリジナル |
編成概要 | 吹奏楽 |
解説 | 【月魄】(げっぱく)とは月神を表しており、【魄】(はく)だけの言葉として捉えると魂を意味します。この作品においては、月神に纏わる神話や伝説をテーマにしたわけではなく、月と魄のそれぞれの言葉から想像を膨らませ、私なりの解釈で作品に着手いたしました。 緩-急-緩-急の4つの形式ですので、音楽の方向性をはっきりとさせ、一体感のある演奏を心がけてみてください。 木管低音のB.ClとB.Saxにおいては、ユニゾンだけでなく、全体を通して深みのあるサウンドになるよう、オーケストレーションの工夫をしております。 また金管楽器は、各セクション1stのみの演奏も可能ですが、オプション設定の2ndを加えることで、更に骨格がクリアになり色彩豊かになるでしょう。 全体を通して声部が少なくシンプルな曲の作りとなっていますが、その背景の裏には、コロナ渦で練習時間が思うように確保できない教育現場や、合奏人数が少ない場合においても充実した響きが得られるよう配慮したものとなっております。 仲間達と奏でる音楽の時間が素晴らしいものでありますよう、演奏する喜びを再発見していただけたら、作曲者としてこれほど嬉しいことはありません。(片岡寛晶) ●佐藤正人先生による「演奏上のアドヴァイス赤入り」フルスコア付き(通常フルスコアと2種のスコア付き) |
解説2 | 《片岡寛晶プロフィール》 1983年・福岡県飯塚市生まれ。東京音楽大学卒業。 2007年・朝日作曲賞入選。 2015年・片岡寛晶作品集【天馬の道】、2018年【想いの和々】 のCDを、ブレーン社よりリリース。 プロの演奏団体や音楽隊、教育現場などに数多くの作品を提供している。また、シカゴで開催されたミッドウエストクリニック やWASBE(世界吹奏楽協会)のカンファレンスにおいて、打楽器の効果的なオーケストレーションが海外で高い評価を得る。近年では、台湾の吹奏楽コンクールの自由曲において、最も作品が演奏された作曲家として脚光を浴びた。 主な作品として(鳥之石楠船神・オリエントの光芒・海峡の護り・バルバレスク)などがあり、各レーベルより出版した器楽作品は60タイトルを超え、いずれもCD・DVDに収録されている。 東京成徳大学非常勤講師。北九州マリンバオーケストラRIM音楽監督。 |
編成 | スコア Full Score アドバイス付きFull Score(スコアの各所に作曲者本人によるアドバイスが記載されています) 木管楽器 Piccolo Flute *Oboe(Opt.) *Bassoon(Opt.) Bb Clarinet 1(2) Bb Clarinet 2(2) Bb Bass Clarinet Eb Alto Saxophone Bb Tenor Saxophone Eb Baritone Saxophone 金管・弦楽器 Bb Trumpet 1(2) *Bb Trumpet 2(Opt.)(2) F Horn 1 *F Horn 2(Opt.) Trombone 1 *Trombone 2(Opt.) Euphonium Tuba *String Bass(Opt.) 打楽器 Percussion 1(Marimba,Hyoushigi or Claves,Maracas,Timpani,Suspended Cymbal,Shaker,Triangle,Glockenspiel,Sleigh Bell,Chanchiki) Percussion 2(Wind Chimes,Spring Drum,Chime,4 Japanese Drums(締太鼓・桶胴太鼓・櫓太鼓などの組み合わせ)or Bongo&Toms&Small Bass Drum,Suspended Cymbal,Rain Stick,Marimba) Percussion 3(Vibraphone,Tam-tam,Bass Drum,Suspended Cymbal,Xylophone,Whip,Cabasa,Anvil) 最小16名~演奏可能 |