アーティスト | Banda Primitiva de Paiporta, Ferrer Ferran(バンダ・プリミティヴァ・デ・パイポルタ 指揮=フェルレル・フェルラン) |
シリーズ | CD |
編成概要 | CD【吹奏楽】 |
解説 | スペインの作曲家フェルランは「キリストの受難」で一躍有名になった作曲家です。このCDは自らタクトを振る力の入れようです! 1曲目「エコ・デ・ラ・モンターニュ(山の呼び声)」、3楽章からなる吹奏楽の為のシンフォニエッタNo.1。第1楽章「伝説」、ドラマッチクな序奏からさまざまな山の様子が手に取るように表現されます。ウインドマシンも登場。リアルな演出で引きつけます。1楽章だけでも変化に富んでいるので、中級のバンドでも十分演奏ができると思います。コンクールの曲としても充分です。コンサートでは全楽章を! 2曲目「Jovintud」、テナーサックスとバンドのための作品。まじめで暗いイメージのT.Sax奏者(すいません、身近な人に多いせいか...)の力を存分に発揮。明るく軽やかな序奏(意外なイメージ)から中間部のロマンチックなメロディーへ。バックの演奏(打楽器のポコポコした音が面白い)も変化に富んで楽しいです。みんなでテナー奏者を盛り上げるって感じ。 3曲目「Consuelo Ciscar」、カスタネットのステップとしなやかなクラリネットの美しい歌い方、それに金管楽器の重厚なファンファーレが特徴の曲です。アンコールピースに抜群! 4曲目「El Quijote(ドン・キホーテ)」、フェルランの創造力のすごさに脱帽です。もうこれはまず聴いてください。 6曲目「Juana de Arco(ジャンヌ・ダルク)」、このタイトル(ジャンヌ・ダルク)の題名がすぐわっかたら、あなたはすぐにでも欧州に行けます(ここまで調べるのにけっこう時間かかるのですよ)。ジャンヌダルクは16分におよぶ大作。このシンフォニックファンタジーは感動的な作品です。充実感がすごいです。 7曲目「Tio Alberola」、最後にスペインの風をたっぷり聴かせてフィニッシュです。(松浦正敏) |