作曲者 | 八木澤教司(ヤギサワ・サトシ) |
シリーズ | アンサンブル |
編成概要 | 金打八~十重奏 |
解説 | 10人から演奏できる少人数吹奏楽曲「モンセラット」を8人から10人で演奏できる金管アンサンブルに改編したものが、この「モンセラットIII」です。 モンセラットはスペイン・バルセロナ近郊に位置するキリスト教の聖地で、現在ではパワースポットとしても有名な観光地です。語源はカタルーニャ語で“ギザギザの山”という意味を持っています。建築家アントニオ・ガウディがサグラダファミリアの構想するために大きなインスピレーションを得たという奇岩や、黒く神秘的なマリア像が主な見どころです。 私はこの地に幾度と訪れ、壮大な大自然と崇高な教会を肌で感じながら描いたのがこの作品です。少人数、小編成バンドを応援する気持ちで作曲しました。ドラマチックでエキサイティングな熱演を期待しています。 (八木澤教司) |
解説2 | 《八木澤教司プロフィール》 武蔵野音楽大学作曲学科卒業、同大学大学院音楽研究科修士課程修了。吹奏楽やアンサンブルの代表作は日本のみならずアメリカ、ヨーロッパ、アジア諸国、南米でも重要なレパートリーとなる。 2019年11月9日、天皇陛下御即位奉祝記念式典・国民祭典において天皇皇后両陛下「お出迎えのファンファーレ」として、東京2020パラリンピック開会式の式典音楽として作品がそれぞれ抜擢された。その他、ヨーロッパで歴史的権威のあるスペイン・バレンシア国際吹奏楽コンクールの課題曲に作品が選定、ミステリー映画「ソロモンの偽証・後篇」では《輝きの海へ》が挿入曲として使用されるなど活動は多岐に亘る。これまで全国植樹祭、全国高等学校総合体育大会、国民体育大会の式典音楽制作を歴任。その他、各種コンクール審査員、客演指揮、指導、講演、音楽雑誌執筆に加え、音楽出版社のプロジェクトアドバイザーなどを務める。 合唱曲として手がけた《あすという日が》は“希望の歌”“東日本大震災復興シンボル曲”と称され、2011年第62回NHK紅白歌合戦において夏川りみ、秋川雅史の両氏によって熱唱された。第21回日本管打・吹奏楽 アカデミー賞[作・編曲部門](2011年)受賞、平成23年度 JBA下谷奨励賞を受賞。 2020年度より関西に拠点を移し、神戸女学院大学音楽学部で作曲・音楽理論・吹奏楽の指導にあたる。 |
編成 | Full Score Bb Trumpet 1 Bb Trumpet 2 F Horn 1 F Horn 2 Trombone Euphonium Tuba Timpani Glockenspiel (Option) Percussion Gong,Bass Drum,Suspended Cymbal,Wind Chimes(Option) *E b Alto Horn 1 *E b Alto Horn 2 ※ F Horn と E b Alto Horn の内容は同じになります。 |