編曲者 | 坂井貴祐(サカイ・タカマサ) |
作曲者 | Pietro Mascagni(ピエトロ・マスカーニ) |
シリーズ | クラシックアレンジ |
編成概要 | 吹奏楽 |
解説 | ピエトロ・マスカーニ(1863-1945)が作曲したオペラ『カヴァレリア・ルスティカーナ』の中より、大変有名な「間奏曲」を小編成吹奏楽用に編曲しました。 ”舞台はシチリア島のある村。兵役を終え帰郷した若い男トゥリッドゥは、かつての恋人ローラが忘れられず、ローラの夫であるアルフィオの目を盗んでは逢瀬を重ねるようになった。 それを知ったアルフィオは激怒し、復讐を誓う……” 上記の話の流れの中で静かに始まるのがこの「間奏曲」です。その美しさゆえ、演奏会等でこの曲単体が取り上げられることも多いので、オペラの内容を知らなくてもこの曲だけは知っている、という方も少なくないでしょう。小編成バンドのレパートリーとして、この楽譜が役に立つことを願っています。 なお、原曲のスコアでは、メロディーを弦楽器全員(Vn.1 / Vn.2 / Vla. / Vc.)がユニゾンで奏で、伴奏をパイプオルガンとハープが受け持つ、という書かれ方をされています (前奏部分を除く)。この吹奏楽編曲にあたっても(ダイナミクスの書かれ方を含め)そのスコアリングを尊重していますので、原曲のスコアを併せて参照し、繊細な表情や音色感等を工夫してみてください。トランペットパートには「フリューゲルホーン」の指定をしていますが、もし用意できない場合は通常のトランペットまたはコルネットをできる限り柔らかい音色で演奏してください。 (坂井貴祐) ●佐藤正人先生による「演奏上のアドヴァイス赤入り」フルスコア付き(通常フルスコアと2種のスコア付き) |
解説2 | 【編曲家プロフィール】 北海道中標津高等学校を卒業後、尚美学園短期大学(現・尚美学園大学)音楽学科作曲専攻を経て東京ミュージック&メディアアーツ尚美 音楽芸術表現コース(現・尚美ミュージックカレッジ 音楽総合アカデミー学科3・4年次)を卒業。 卒業後は大村哲弥氏のもとで約2年間研鑽を積む。これまでに作曲を松下功、大村哲弥、延原祐の各氏に師事。 2000年、「セレモニアル・マーチ」が日本吹奏楽指導者協会(JBA)「下谷賞」(最高賞)を受賞。 同作品は2005・2006年度の中部日本吹奏楽コンクール課題曲にも選定された。2015年開催の第70回国民体育大会「紀の国わかやま国体」および2019年開催の第32回全国健康福祉祭「ねんりんピック紀の国わかやま」では式典音楽(入場行進曲)を全曲担当。作編曲作品の多くは、ブレーンミュージック、CAFUA、デハスケ、フォスターミュージック、ロケットミュージック、ウインドアート出版、ウィンズスコア等から出版 またはレンタルされている。21世紀の吹奏楽“響宴”実行委員。 |
編成 | スコア Full Score アドバイス付きFull Score(スコアの各所に作曲者本人によるアドバイスが記載されてます) 木管楽器 Flute 1 Flute 2(Piccolo) *Oboe(Opt.) *Bassoon(Opt.) Bb Clarinet 1 Bb Clarinet 2 Bb Bass Clarinet Eb Alto Saxophone Bb Tenor Saxophone *Eb Baritone Saxophone(Opt.) 金管・弦楽器 Bb Flugelhorn 1 Bb Flugelhorn 2 F Horn Trombone 1 Trombone 2 Euphonium Tuba *String Bass(Opt.) 打楽器 Vibraphone Marimba *Harp(Opt.) 最小16名~演奏可能 |