編曲者 | 下田和輝(シモダ・カズキ) |
作曲者 | Howard Hanson(ハワード・ハンソン) |
シリーズ | クラシックアレンジ |
編成概要 | 吹奏楽 |
解説 | 【編曲家からの曲解説】 吹奏楽作品「コラールとアレルヤ」「ディエス・ナタリス II」などで知られているアメリカの作曲家、ハワード・ハンソン(1896-1981)。生前、イーストマン音楽学校の学長を務めるなど教育者・指揮者としても活躍していました。 ナサニエル・ホーソーンの短編小説「メリーマウントのメイポール」を基にした3幕6場からなるハンソン唯一のオペラ「メリー・マウント」は、1934年2月10日にニューヨークのメトロポリタン歌劇場で初演されました。 ハンソンはその初演に先立って、1933年5月20日にシカゴ交響楽団を指揮して演奏会形式の初演を行っています。後に4曲からなる演奏会用組曲としてまとめたのが「メリーマウント組曲」で、それぞれ「序曲」「子供の踊り」「愛のデュエット」「第2幕への前奏曲とメイポールダンス」と題されています。 今回私が小編成吹奏楽のために編曲したのは4曲目の「第2幕への前奏曲とメイポールダンス」で、終始華やかかつ大変賑やかな作品となっております。 コンクールだけでなくコンサートなど、様々な機会で演奏して頂ければと思います。 ・Oboe/Bassoon/Baritone Saxophone/String Bass/Timpani/Percussion 4の楽器は省略可能です。 また、[Flute 1,Piccolo]の[+ Picc.]と記してある部分はFluteがいなくても問題無いように編曲しましたので、FluteとPiccoloを持ち替えて1人で演奏しても構いません。以上のことから、この作品は最小18人から演奏が可能となっています。(下田和輝) 【秋山紀夫先生 (日本吹奏楽指導者協会名誉会長) からの曲解説】 イーストマン音楽学校の学長も務めたハワード・ハンソン作曲歌劇「メリーマウント」(1934年初演)から作曲者が4曲を組曲にしました。その4曲目で「第2幕への前奏曲とメイポール・ダンス」のタイトルを持っています。したがって音楽は2つの部分からできていて、後半は手拍子も入り、いかにも英国舞曲らしく、8分の6拍子から4分の2拍子に変わる楽しい曲です。前半は木管のアンサンブルが少し難しいですが、後半は楽しく演奏できるでしょう。グレード4、6分59秒。 |
解説2 | この楽譜は「小編成用」の楽譜で、小編成バンドでもコンクールに出場できるように、最小18人から演奏できるように工夫されています。 |
編成 | スコア識別 Full Score 木管楽器 Flute 1,Piccolo Flute 2 Oboe(Option) Bassoon(Option) Bb Clarinet 1 Bb Clarinet 2 Bb Bass Clarinet Eb Alto Saxophone Bb Tenor Saxophone Eb Baritone Saxophone(Option) 金管・弦楽器 Bb Trumpet 1 Bb Trumpet 2 F Horn 1 F Horn 2 Trombone 1 Trombone 2 Euphonium Tuba String Bass(Option) 打楽器 Timpani(Option) Percussion 1 (Vibraphone,Triangle,Xylophone,Marimba,Wood Block) Percussion 2 (Xylophone,Suspended Cymbal,Tambourine,Triangle) Percussion 3 (Vibraphone,Glockenspiel,Wood Block,Temple Block,Snare Drum,Triangle,Finger Cymbals,Tenor Drum) Percussion 4 (Marimba,Temple Block,Suspended Cymbal,Crash Cymbals,Glockenspiel,Finger Cymbals,Triangle)(Option) |