編曲者 | 高橋宏樹(タカハシ・ヒロキ) |
作曲者 | George Butterworth(ジョージ・バターワース) |
シリーズ | クラシックアレンジ |
編成概要 | 吹奏楽 |
解説 | 【編曲家からの曲解説】 「Banks of Green Willow」はタイトルは一般的には「緑の枝垂れ柳の岸辺」と訳されますが枝垂れ柳というと日本では“幽霊”を連想する人が多いため「イングリッシュガーデンをイメージしやすい」という理由からグリーンウィローはそのままにしました。 曲調は終始穏やか且つメロディックでイギリスの緑の多い田舎町を容易に想像させられます。三拍子系でまとめられているのもこの曲の大きな特徴です。 曲の後半には「Green Bushes(緑の茂み)」というイギリス民謡が引用されています。これはパーシー・グレインジャーの編曲やヴォーン・ウィリアムズの「イギリス民謡組曲」の2楽章にも用いられている非常に美しいメロディが印象的です。 編曲したものはダブリードと弦楽器がオプショナルになっていますが入れたほうが原曲に近い感じになります。ハープはピアノで代用しても構いませんがその場合はグリサンドの音階に注意してください。譜面的には難しくないですが音楽的に作るには少し大人の感覚が必要かもしれません。(高橋宏樹) 【秋山紀夫先生 (日本吹奏楽指導者協会名誉会長) からの曲解説】 英国の作曲家バターワースの「緑の柳の岸辺」からの編曲で、編曲者は「英国の庭園の雰囲気を感じて欲しい」と述べています。クラリネットのソロでゆったりと優雅に始められ、4分の3拍子の木管アンサンブルが続き、トランペットも加わり、木管と金管の対比が美しいです。クライマックスを作るまで木管の動きが若干難しいです。その頂点でテンポを緩め、英国民謡「緑の繁み」が現れます。この旋律はヴォーン・ウイリアムスの「イギリス民謡組曲」の第2楽章「マイ・ボニー・ボーイ」の後半、少しテンポを速めて出てくる舞曲風な旋律です。このメロディーがフルートなどで繰り返されて、コードに入り静かに終わります。たいへん上品な曲です。グレード3.5、5分58秒。 |
解説2 | この楽譜は「小編成用」の楽譜で、小編成バンドでもコンクールに出場できるように、最小18人から演奏できるように工夫されています。 |
編成 | スコア識別 Full Score 木管楽器 Flute 1 Flute 2 Oboe(Option) Bassoon(Option) Bb Clarinet 1 Bb Clarinet 2 Bb Bass Clarinet Eb Alto Saxophone Bb Tenor Saxophone Eb Baritone Saxophone 金管・弦楽器 Bb Trumpet 1 Bb Trumpet 2 F Horn 1 F Horn 2 Trombone 1 Trombone 2 Euphonium Tuba String Bass(Option) 打楽器 Percussion 1 (Triangle,Suspended Cymbal,Timpani) Percussion 2 (Glockenspiel,Tambourine,Vibraphone) Harp(Option) |