作曲者 | 三浦真理(ミウラ・マリ) |
シリーズ | ソロ(木管,金管,打楽器) |
編成概要 | フルート/ピアノ |
解説 | ・第1曲 森の湖 一人の若者が、森へ出かけました。湖のほとりで、美しい乙女に出会いました。 ・第2曲木洩れ日の下で 若者は乙女に恋をしました。木洩れ日の下で、二人は踊ります。 ・第3曲 アヴェ・マリア 若者は乙女にプロポーズします。明日、結婚することを誓います。 ・第4曲 悲しみのシャコンヌ 翌日、若者は森へ行きましたが、乙女は現れません。若者は悲しみにくれます。乙女は花の妖精でした。湖のほとりに、一輪の美しい花が咲いていました。 |
解説2 | 《グリーンスリーヴス》は16世紀の中頃からイギリスのイングランドで歌い継がれてきた最も知られた古い民謡です。直訳すれば「緑の袖」の意味で、その「緑の服」をまとった憧れの美しい乙女に恋する抒情的な詩(うた)として知られています。この民謡を主要テーマとして取り上げ、詩に秘めた恋物語を古風なバロック風の素材を基に舞曲(ダンス)をまとめて組曲形式に描いた、古典様式に仕立て上げた「擬古典主義」の音楽です。その音楽素材とは、ドイツ・バロック時代の偉大な3人の作曲家(解説参照)であり、コラージュ(引用)を含めて、彼らのオマージュ(敬意)として捉えています。ちなみに、この民謡を主題にした楽曲は数多くありますが、中でも、イギリス近代の代表的な作曲家、ヴォーン=ウィリアムズ(1872~1958)の『グリーンスリーヴス幻想曲』が有名です。 (佐野悦郎) |
編成 | Flute/Piano |