作曲者 | 江原大介(エハラ・ダイスケ) |
シリーズ | オリジナル |
編成概要 | 吹奏楽 |
解説 | 【作曲家からの曲解説】 「無数の星は人々の記憶であり、その中には無限の物語がある」・・・これらを表現したいと思い『星空の物語』というタイトルを付けました。全体は3部構成によるもので、それぞれが明確なキャラクターを持った音楽になっています。 音楽(物語)が静かに始まり、曲の核となるモチーフが提示され、それらが音楽全体に散りばめられています。中間部ではアップテンポで疾走感のある音楽で物語が加速していきます。そして最後は緩やかになり曲のモチーフとともに回想していき、優美に物語を締めくくります。(江原大介) |
解説2 | 【秋山紀夫先生 (日本吹奏楽指導者協会名誉会長) からの曲解説】 緩・急・緩の3部形式の曲。ゆっくりした第1部はロマンチックな美しい旋律が続きます。速い中間部はシンコペーションのリズムに乗ってトランペットから始まりいろいろな楽器が歌っていきます。中間部も小3部形式。再びゆっくりした主部に戻り、堂々と終わります。特別なソロや楽器は使われません。 【指揮者:佐藤正人先生からの演奏上のアドヴァイス】 グロッケンに導かれ、どこかもの悲しげで、美しい旋律が奏されます。どこかで聴いた懐かしさも感じられます。それだけに楽譜通りに演奏するだけでは曲の表現にならないかもしれません。「この旋律を聴かせたい、この声部を強調したい」等の表現のアイディアを思い切って演奏に生かしてほしいです。また、音楽の流れが停滞しないように歌いたいですね。 速度が上がり、躍動感に満ちた部分に入りますが、音楽には、どこか哀愁が感じられます。 判りやすい作品ですが、作風には作曲者の力量がうかがえます。 中間で再び美しいコラールが奏されます。テーマも楽器の組み合わせやフレーズ感を意識して歌うようにしましょう。ここは、この部分は作曲者の叙情性が強く反映された聴かせどころです。フィナーレは力強くクライマックスへ向かう高揚感に満ちています。 全体にはとても演奏しやすい作品なので、全曲を通して同じような色が続かないように表現することがポイントです。テンポの変化への対応等、バンドのアンサンブル能力や表現力の向上のためにふさわしい曲です。皆さんの個性が感じられる演奏を期待しています。 |
編成 | この楽譜は「小編成用」の楽譜で、小編成バンドでもコンクールに出場できるように、最小17人から演奏できるように工夫されています。 スコア識別 Full Score 木管楽器 Piccolo(Option) Flute Oboe(Option) Bassoon(Option) Bb Clarinet 1 Bb Clarinet 2 Bb Bass Clarinet Eb Alto Saxophone Bb Tenor Saxophone Eb Baritone Saxophone 金管・弦楽器 Bb Trumpet 1 Bb Trumpet 2 F Horn 1 F Horn 2(Opton) Trombone 1 Trombone 2 Euphonium Tuba String Bass(Option) 打楽器 Timpani(Option) Percussion 1 (Suspended Cymbal,Snare Drum) Percussion 2 (Wind Chimes,Bass Drum) Percussion 3 (Glockenspiel,Suspended Cymbal,Crash Cymbals) |