作曲者 | Chris Hazell(クリス・ヘイゼル) |
シリーズ | 金管アンサンブル |
編成概要 | 金管十重奏 |
校訂者 | Philip Jones |
校訂者訳 | フィリップ・ジョーンズ |
解説 | イギリスの作曲家クリス・ヘイゼルの大ヒット作品!金管アンサンブルの傑作「猫シリーズ」第一作の元祖です。このフィリップ・ジョーンズ・ブラスアンサンブルの委嘱作品は、彼らの人気とともに、またたく間に日本国中(世界中?)の金管奏者をとりこにしてしまいました。1.ミスター・ジェイムス、2.ブラック・サム、3.バーリッジ、の3匹が大活躍。トランペット(フリューゲルホルン)の美しいソロがとても印象的ですね。クラーケンは「もう一匹」の方です(楽譜番号:AB213)。(松浦正敏) |
解説2 | クリス・ヘイゼル代表作の「猫組曲 cat suite」(金管十重奏) 「3匹の猫」(AB212)と「もう1匹の猫」(AB213)は、フィリップ・ジョーンズ・ブラス・アンサンブル(以下 PJBE)の依属作品で、「もう3匹の猫」(AB254)はロンドン・ブラスによる委嘱作品です。 各楽章に作曲者ヘイゼルの飼っていた猫の名前がつけられています。 7匹の曲をまとめて「猫組曲」と呼ばれています。 この楽譜に収録されているのは以下の3匹の曲です。 ミスター・ジャムズ 彼はどこかからやってきて、ひどい状態でした。 痩せこけてフラフラしながら彼はクラーケンのえさを盗む機会をうかがっていました。 彼が私たちになれて家の中に入ってくるようになるまで数ヶ月かかりました。 この頃私たちは、彼の毛色にちなんで、“ジンジャー”という名前をつけていたのですが、どういうわけかそれから“ジャンブル”に、そしてミスター・ジャムズになったのです。 彼の荒れた過去にもかかわらず、彼はもっとも穏やかな猫でした。彼の曲は「猫の組曲」の中で特に人気のある曲になっています。 ブラック・サム サムは、寒い雨のふる日曜日の朝にやってきて、窓の前で鳴き続けていて中へ入れてあげました。 彼は聞いた事もないとても大きな音でのどを鳴らすのですが、それはゴスペルシンガーたちの賛美歌のようでした。 それで彼の曲にはジャズの要素が組み込まれているのです。 バーリッジ バーリッジは4匹目の猫でしたが、彼もまた放浪者でした。 彼は若くて元気いっぱいに走り回っていました。庭の植物の影によく隠れていて、その植物の名前をつけました。 悲しいことに彼は自動車と事故にあってしまい、短い人生を終えました。 もう1匹の猫では「クラーケン」 そして、もう3匹の猫で、「フローラ」「タビー・マウストラウザー」「ホームプライド」の曲を書いています。 |
編成 | 【編成】 4トランペット、フレンチホルン、3トロンボーン、バス・トロンボーン、テューバ ※ピッコロ・トランペット、フリューゲルホルンに持ち替えあり 1- Trumpet in Bb doub. Piccolo Trumpet 2- Trumpet in Bb 3- Trumpet in Bb doub. Flugelhorn 4- Trumpet in Bb doub. Flugelhorn 5- Horn in F 6- Trombone 7- Trombone 8- Trombone 9- Bass Trombone 10- Tuba |