作曲者 | 朴 守賢(パク・スヒョン) |
シリーズ | ソロ(木管,金管,打楽器) |
編成概要 | マルチパーカッションソロ |
解説 | 【編成:マルチパーカッション/(ピアノ伴奏なし、無伴奏)】 ●公益社団法人日本吹奏楽指導者協会(JBA)推薦楽譜 ●CD「ソロコンテスト・レパートリー・セレクション」に収録 《曲解説》 台湾の打楽器奏者、呂岱瑩氏の委嘱により2012年秋に作曲、同年冬に同氏により台北で初演されました。元々は12~13分規模の作品ですが、今回の出版に当たり、一部抜粋・改訂しました。 生命の流れを表す代表として、打楽器の存在そのものと大きく関わる「樹木」を選びました。樹木が遂げる生命の流れを追うように、曲は「根」、「幹」、「枝」、「葉」の4つの部分から成っていますが、今回は4つめの「葉」の部分を取り上げ、サブタイトルも「IV. 葉樂」としました。それまでの3つの部分を集約した最もエキサイティングな部分で、緑緑と生い茂る生命力溢れるイメージで書きました。 尚、タイトルを日本語で読むときは全て音読みで「樹樂」は「じゅがく」、「葉樂」は「ようがく」と読みます。 (朴 守賢) ////////////////////////////////////////////////////////// 「ソロコンテスト・レパートリー・セレクション」リリースによせて」 公益社団法人日本吹奏楽指導者協会(JBA) 会長 岡田知之 ロケットミュージックより邦人作曲家による管打楽器独奏用楽譜とCDのセットがリリースがされた。 JBAが開催している管打楽器ソロコンテストにおいて日本全国で多くの中学生と高校生が参加している。 しかし、取り上げる作品のほとんどが外国の作曲家によるもので、中には音楽大学生やプロフェッショナルの音楽家でも難しいと思われる作品を苦労して演奏している奏者も多く見受けられる。 このプロジェクトでは、我が国の管打楽器事情を知り尽くした邦人作曲家が、生徒たちの成長過程に見合った作品を提供してくれた事に大変意義を感じている。 同時にリリースされたCD単独で聴いても「ソロコンテスト」と題しているものの、一流演奏家の起用により観賞用音源として素晴らしい内容である。 将来活躍が期待される若手の音楽家育成のためにも、ロケットミュージックの素晴らしいこの企画に、これからも注目していきたい。 ////////////////////////////////////////////////////////// |
解説2 | 《朴 守賢プロフィール》 大阪音楽大学音楽学部作曲学科作曲専攻出身。 アジア作曲家連盟「アジア音楽祭」、済州国際管楽祭(韓国)、国際現代音楽協会「World Music Days」(2009スウェーデン、2014ポーランド)、高雄春天藝術節(台湾)等、東アジアや欧米を中心に作品を発表。 韓国では近年、KBSやMBSの放送局から密着ドキュメント番組が放送される。 第3回ACL-Korea青年作曲賞優秀賞、第15回大邱国際現代音楽祭最優秀賞、日本クラリネット協会クラリネット作品コンクール第3位、関西現代音楽交流協会作曲賞、第7回全日本吹奏楽連盟作曲コンクール第1位(2015年度全日本吹奏楽コンクール課題曲V『暁闇の宴』)、等を受賞。 2017年は、東アジア文化都市事業2017オープニング公演「The 饗宴」(京都芸術センター)、台湾最大の民族打楽器楽団「Ten Drum」全国ツアー全編作曲等を担当。 指揮・音楽指導、クラリネット・リコーダー・巴烏(Bawu、雲南の横笛)等の演奏、幼児音楽研究、芸術国際交流、等でも活動。 |
編成 | Sus.cym./S.D./4Tom toms/B.D./Cow bell/Tambourine/5Wood block |