作曲者 | Johan de Meij(ヨハン・デメイ) |
シリーズ | 輸入オリジナル |
編成概要 | 吹奏楽 |
解説 | ●第5楽章 ホビッツ(小人族たち) Hobbits この楽章は楽しいフォーク・ダンスの雰囲気のなかに、注意深くかつ楽天的なホビッツの性格が表現されます。続く聖歌はホビットの仲間たちの決心や高貴さを表現しています。 終楽章はホビッツとガンダルフがザ・グレイ・ヘヴン(灰色の天国)をめざして、白い船ではるか水平線のかなたに消えていくことを描いています。 曲はゆっくり開始され、まもなく第1楽章できかれた金管のテーマが奏でられ、壮大な感じが戻ります。 これが高まると少しテンポを速めフォーク・ダンスが出てきます。この喜ばしげな元気のよいテーマは、テューバなどで何回も奏せられます。曲の半分ほどのところでテンポをゆるめ、美しいメロディがフリューゲルホーン等で奏せられます。これはフォーク・ダンスのメロディの主題によるコラールの部分で次第に高まってテュッティとなり、再びテューバ等によるメイン・テーマがあらわれます。ホルンを中心とする金管のテーマの高まりのあと、音楽は静かなムードとなり、船が水平線上に消えていく様子を、ティンパニーとともに描いて、曲を閉じます。 (秋山紀夫) |