作曲者 | Philip Sparke(フィリップ・スパーク) |
シリーズ | 輸入オリジナル |
編成概要 | 吹奏楽 |
収録曲リスト | I. 苦諦 Dukkha/ii. 集諦 Samudaya/III. 減諦 Nirodha/IV. 道諦 Magga |
解説 | この「四つの真理」は、2003年度のオランダの全国ブラス・バンド・チャンピオンシップの課題曲として委嘱を受け作曲した曲です。「四つの真理」とは仏教の最も基本的な教えをさすもので、その4つの教えをタイトルとした4楽章の曲です。フィリップ・スパークは「ストレスや悲しみなどを表現したこの教えは正確には訳せないが、次のような意味をもって作曲した」と各楽章について述べています。 第1楽章「苦諦」:「苦諦(くたい)」とは、我々すべてが経験する、異なったタイプのストレスのことである。誕生、年をとること、欲望、変化、そして死など、我々に異なったストレスをもたらす。(3分23秒) 第2楽章「集諦」:「集諦(じったい)」とは、ストレスを引き起こす我々の生活のいろいろな部分を説明している。長期間よりも短期間に手に入れようとする思想、熱望、願望、無知などは、すべて自分自身で引き起こすストレスのもとになる。(3分7秒) 第3楽章「減諦」:「減諦(めったい)」は、我々にストレスを引き起こす我々の生活の状況から、いかにしたらストレスを取り除くことができるかということを説いている。(3分30秒) 第4楽章「道諦」:「道諦(どうたい)」は、我々の生活から起こるストレスの原因を取り除くことができる8つの修業を説明している。(4分21秒) 終楽章の最後の盛りあがりは、人間の尊厳をたたえているようです。アングロ・ミュージックの2004年の出版。 (秋山紀夫) |