作曲者 | Bert Appermont(ベルト・アッペルモント) |
シリーズ | 輸入オリジナル |
編成概要 | 吹奏楽 |
解説 | タイトルの「ミクロトピア」は作曲者の造語で、マクロスカピック(顕微鏡的な) とバイオトープ(小生活圏 特定の生物群集が生存できる原境を備えた区域)の2 つの言葉をつなげたものです。作曲者のベルト・アッペルモントは「小宇宙の自然、つまり昆虫の世界を拡大して、大きな生活の場面としてみたもので、この不思議で素晴らしい世界を反映した音楽」と言っています。さらに作曲者は、この曲は4 つの部分から構成されると述べています。 1. 環境(すみか) Habitat...昆虫の住む神秘的な環境(第2部分の前ぶれとなる引きのばされた和音で終わる) 2. かぶと虫 コリオプテラ Coleoptera 3. 蝶々 パピリオノイデア Papilionoidea 4. すずめ蜂 ハイメノプテラ Hymenoptera また、「音楽は記述的や説明的というより想像を助けるよう作曲されている。私はみなさんが、この、かぶと虫の行進曲からはじまり、蝶々がひらひら飛びかい、そして攻撃的なすずめ蜂で終わる曲を聴いて、誰もが巣なった場面や雰囲気が感じられると確信している。色彩的なオーケストレーションとハーモニーはそれを助けてくれる。トリルや和音の雰囲気と不規則な拍子(5/8 拍子)は、この曲に変わった性格を与えている」と述べています。 (秋山紀夫) |