編曲者 | Glenn Bainum(グレン・バイナム) |
作曲者 | Vasily Kalinnikov(バジリ・カリニコフ) |
シリーズ | 輸入クラシックアレンジ(中上級) |
編成概要 | 吹奏楽 |
解説 | カリニコフの作品のなかでも、この交響曲第1番は最も有名な作品で、その最終楽章をアメリカのノースウェスタン大学のバンドディレクターだったグレン・ベイナム(1889 1974)が吹奏楽に編曲したものです。原曲はト短調ですが、1音低くヘ短調に編曲されています。28小節の序奏のあと、ソナタ形式の主部に入り、ヘ短調のロシア民謡風な第1主題があらわれ、その後すぐ、なだらかで、これも民謡風な第2主題が出て、この2つの主題を中心に展開し、第1主題が倍の長さであらわれ、高まって3/2拍子の第3の部分に入ります。ここでは2組のブラス・クワイアが加わり、曲を華やかに盛りあげます。次に新しいロシア民謡風な第3の主題もあらわれ、3/2拍子を繰り返し、コーダに入って終わります。 (秋山紀夫) |