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サマーセット狂詩曲(ホルスト) 吹奏楽譜

Somerset Rhapsody, Op. 21

商品番号 UC403

グレード 4

演奏時間 9分20秒

出版社 Boosey & Hawkes

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8日 31日

ネット特別価格
¥20,543税込 ¥24,750税込
編曲者 Clare Grundman(クレア・グランドマン)
作曲者 Gustav Holst(グスターヴ・ホルスト)
シリーズ 輸入クラシックアレンジ(中上級)
編成概要 吹奏楽
解説 この曲は、イギリスの民謡の収集家セシル・シャープに1906年に作曲を委嘱され、それに続く3年あまりの間に作曲され、1910年4月6日、エドワード・メーソンの指揮でロンドンのクイーズ・ホールで初演された管弦楽曲です。

この作品には、シャープがイギリス南西部サマーセット地方で集めた民謡が3曲用いられています。

はじめの曲は「The Sheep Shearing Song(羊の毛刈り歌)」で、ゆっくりとした長い牧歌風なメロディで、この編曲ではイングリッシュホーン(原曲のオーケストラではオーボエ・ダモーレ)の独奏できかれます。

2曲目は有名な「High Germamy(南部ドイツ人)」という曲で、このメロディはヴォーン・ウィリアムズ作曲の「イギリス民謡組曲」の第3楽章に用いられています。ヴォーン・ウィリアムズはこの曲を1924年に書いたので、ホルストのほうが早く用いていたわけです。

3曲めは「The Lovers Farewell(恋人の別れ)」で、これは2曲めの「南部ドイツ人」と絡み合いながらあらわれます。
曲は、木管のC音の吹き伸ばしをバックとしてイングリッシュホーンが「羊の毛刈り歌」を歌いはじめ、これはフルートなどに引き継がれます。やがてこの曲に金管の信号風なフレーズが加わり、低音がリズミカルな動きを加え、ユーフォニアムなどで奏せられる「南部ドイツ人」があらわれます。このテーマはテュッティで繰り返されたあと、木管とホルンで奏せられる第3のテーマに入ります。転調風な不安定な部分を経て再び「南部ドイツ人」の主題となり、クライマックスを築き、木管の第3のテーマのあと、はじめの「羊の毛刈り歌」に戻り、静かに曲を閉じます。ホルストらしい上品な曲です。

編曲者のクレア・グランドマンは、1913年オハイオ州クリーヴランド生まれ、ニューヨークのブージー・アンド・ホークス出版社の作・編曲者として活動、多くのオリジナル曲を同社から出版しました。1996年6月15日に亡くなりました。

(秋山紀夫)

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