編曲者 | Aaron Copland(アーロン・コープランド) |
作曲者 | Aaron Copland(アーロン・コープランド) |
シリーズ | 輸入クラシックアレンジ(中上級) |
編成概要 | 吹奏楽 |
解説 | 1948年、アメリカのすぐれた作曲家アーロン・コープランドがはじめて吹奏楽のために筆をとりました。それがこの曲です。この曲は、正しくはオリジナルではありません。 この曲は、はじめニューヨーク市で開かれた高校のオーケストラのフェスティヴァルのために1938年に作曲したものですが、たいへんな成功をおさめ、高校のオーケストラだけでなく、大学や専門のオーケストラに演奏されるようになりました。そのため、作曲者自身が筆をとって吹奏楽曲に編曲しました。したがって、コープランドのはじめての吹奏楽曲となったものです。 曲は主部のテーマの断片をもととした序奏ではじまり、まもなくトランペットの独奏でテーマが歌われます。次に木管が序奏のリズムの断片からリズミカルな第2主題を導きだし、楽しげに曲が続きます。曲はこの2つの主題を中心に展開し、中間部でゆっくりとしてホルン、クラリネット、オーボーなどに新しいテーマもあらわれます。後半再び速くなって変奏曲風に展開して終わります。 (秋山紀夫) |