編曲者 | Charles Cushing(チャールス・クッシング) |
作曲者 | Bartok Bela(バルトーク・ベーラ) |
シリーズ | 輸入クラシックアレンジ(中上級) |
編成概要 | 吹奏楽 |
解説 | この組曲はハンガリーの作曲家ベラ・バルトークがはじめヴァイオリンの曲として書き、それをさらにピアノ用に書いた曲集のなかからの素材をもとに吹奏楽曲として編曲し、組曲にまとめたものです。 編曲者はバークレイにあるカリフォルニア大学の作曲科教授チャールス・クッシングで、ジェームス・バーダール博士指揮によるカリフォルニア大学バークレイ校のバンドにより初演されました。 曲は、次の7曲から構成されています。 ●1.クラキアン・ダンス ハンガリーのクラキアン地方の舞曲で、ハンガリーの独特なメロディとアッチェレランドをもった曲。バルトークが1936年に作曲したピアノのための小組曲からの曲で、さらにこの原曲は2本のヴァイオリンの2重奏として作曲されたものです。 ●2.哀悼の歌 トロンボーンより開始され、オーボーが悲痛な悲しみを歌う、もの悲しい死者を弔う曲。この曲もピアノのための小組曲からの曲です。 ●3.ウクライナの歌 トランペットにより陽気に歌いだされますが、すぐ短調の旋律がまじってきます。テンポの変化も多い曲です。この曲は子供のためのピアノ組曲からとられています。 ●4.ゆっくりとしたメロディ 短調の美しいメロディが感情をこめて歌いあげられます。印象深い曲で、この曲も子供のためのピアノ組曲からとられました。 ●5.クラリネットのためのメロディ 4/4拍子の静かな美しいメロディが、クラリネットのアンサンブルにより奏されます。クラリネットだけでこのように深い響きのニュアンスが出せるのかと思わせる素晴らしい曲。この曲もピアノのための小組曲からとられたものですが、タイトルは編曲者がつけたものです。 ●6.ハンガリアンダンス 元気よくはじめられるこの曲は、ハンガリーらしいアッチェレランドをはさみながら高まって終わります。この曲は子供のためのピアノ組曲からとられたものです。 (秋山紀夫) |
編成 | Full Score/Piccolo/1st Flute/2nd Flute/1st Oboe/2nd Oboe/Eb Clarinet/1st Clarinet in Bb/2nd Clarinet in Bb/3rd Clarinet in Bb/Alto Clarinet/Bass Clarinet/1st Bassoon/2nd Bassoon/1st Alto Saxophone/2nd Alto Saxophone/Tenor Saxophone/Baritone Saxophone/1st Trumpet in Bb/2nd Trumpet in Bb/1st Cornet in Bb/2nd Cornet in Bb/3rd Cornet in Bb/1st Horn in F/2nd Horn in F/3rd Horn in F/4th Horn in F/1st Trombone/2nd Trombone/3rd Trombone/Euphonium/Tuba/String Bass/Snare Drum/Timpani/Cymbal |