編曲者 | 木村吉宏(キムラ・ヨシヒロ) |
作曲者 | Ottorino Respighi(オットリーノ・レスピーギ) |
シリーズ | 輸入クラシックアレンジ(中上級) |
編成概要 | 吹奏楽 |
解説 | 第1楽章「ソロモンの夢」:ゆっくり開始され、フルートとクラリネットがアラビア風なメロディを繰り返し、オーボーやイングリッシュホーンのソロによる異国風なメロディが続き、フルートのソロのあと、少しテンポを速めて、低音楽器を加えた力強いメロディとなり、打楽器を加えてトランペットのファンファーレ風な旋律が続き、低音楽器の旋律も繰り返されます。ソロモン王国の栄華の夢を描くようです。やがて曲は静まっていき、ハープの伴奏にのってサクソフォーンのゆっくりとしたカデンツァ風なソロとなり、これがテュッティで力強く繰り返されます。オーボーのソロのあと、テンポを速め、曲調が明るくなって、舞曲風な旋律があらわれ、静かに終わります。第2楽章「戦いの踊り」:打楽器を伴って、低音楽器を中心に激しく開始されます。打楽器のリズムの上にEbクラリネットがアラビア風な音階の旋律を奏し、はじめの低音楽器の主題が戻りますが、すぐテンポを速めて、ホルンの刻むリズムの上に、木管が戦いの踊りのテーマを奏でます。(秋山紀夫) |