| アーティスト | ドイツ陸軍軍楽隊（The Concert Band of the German Armed Forces） |
| シリーズ | CD |
| 編成概要 | CD【吹奏楽】 |
| 解説 | フィリップ・スパークの「交響曲第2番サバンナ・シンフォニー」をメインに、デ・ハスケ社がおくるコンサートバンド曲集！ 1曲目「コンサートマーチ・アルバストゥム」、格調の高い序奏金管群の壮麗な響きのコンサートマーチです。演奏会の開幕にふさわしい作品です。2曲目「ボレロ」、この名曲をスパークがアレンジ。さすがです。それぞれの楽器のソロのうまさも抜群！ 伴奏のバランスが絶妙で、ソロ楽器の音色の特色をしっかりとバックアップしています。3曲目「サクソフォン・コンチェルティーノ」、尚美ウインドオーケストラの委嘱で作曲されたソプラノとアルトサクソフォンとバンドのための作品です。古典的な輝きを放っています。外国の演奏家が、日本人の作品を演奏するということはさらに感動的ですね。4曲目「アーカンソー」、アメリカ南部の州アーカンソーのフォークソングをテーマとし3つの楽章で聴かせた作品です。親しみやすくある程度の難しさがイイ感じです。5曲目「パノプティクム」、テューバとコンサートバンドのための作品。難しそうなテューバのソロ（大変そう）。拍手が加わったりする幻想的な作品。6曲目「サバンナ・シンフォニー」、今度のシンフォニーはアメリカのジョージア州サバンナ市の歴史を題材に作曲。曲は1733年2月12日アメリカで最初に都市計画をした人々の躍動感と当時の情景を描写しているようです。曲は、まず産業が栄えていく様子を描きます。しかし歴史の中で様々な困難がでてきます。でもそれを乗り越えて、町は再生していったのです。フィナーレはピッコロによるどこかで出会った懐かしい歌が奏され、追憶の彼方に消えていく.....そんなイメージを持った感動的な作品です。彼が出会った新世界交響曲だったかもしれません。（松浦正敏） |