作曲者 | 清水大輔(シミズ・ダイスケ) |
シリーズ | オリジナル |
編成概要 | 吹奏楽 |
解説 | 2009年文教大学商湘南校舎吹奏楽部の委嘱により書き始め同年11月に完成した11分程の作品。 3楽章で構成されたこの作品は各楽章に副題が付いており1楽章『Introduction(序奏)』、2楽章『Intermezzo(間奏曲)』、3楽章『Finale(終曲)』となっています。 1楽章では重々しい金管の5度のハーモニーが響き渡り木管の連符により遮断されティンパニの4分音符のリズムに乗せて各セクションのフレーズが独自の調性を持ちながら進みます。その後もフレーズの断片が現れは消え幻想的な雰囲気を出し冒頭の金管が再現され低音と打楽器の一打によって幕を閉じます。 2楽章ではスネアドラムのシンプルなリズムによっに乗せて主題となるメロディーがピッコロにより提示されます。そしてクロマティックの連符が激しく行き交う場面となり拍子も目まぐるしく変わりワルツなどのリズムも登場します。その後打楽器アンサンブルがあり金管により勇ましい旋律が奏でられ徐々に盛り上がりますがまたもや木管のクロマティックの連符にかき消され主題が再現され消え入るように幕を閉じます。 3楽章、終曲に相応しい金管によるファンファーレに始まりtuttiで主題を奏でると場面が一転し、快活なテンポに乗せて目まぐるしい木管の16分音符の旋律が続きます。低音楽器から高音楽器まで幅広く縦横無尽に駆け巡る旋律は徐々に盛り上がりEspressivoへと進みます。その後オーボエのソロを挟み1楽章、2楽章の旋律が残像ののように登場し、冒頭部分が再現されますがまた遮断され強烈な8分の一打によって幕を閉じます。 この作品は私の大好きな作曲家の一人ベラ・バルトークが1943年に書いた『管弦楽の為の協奏曲』に強く影響を受けて書いています。 そして描写的な要素を持たない私の持つ『音楽』を感じて頂ければ幸いです。 (清水大輔) |
解説2 | ※こちらの楽譜は【レンタル楽譜】になります。 ロケットミュージックホームページ下部メニューの【カタログ他・ダウンロード】ページ内のレンタル楽譜規約を必ずご一読の上、レンタル規約申込書を別途ご記入し、弊社にメールもしくはFAXにてお送りください。 ご注文の確定とレンタル申込書の送付を頂いてからの商品の発送となります。 |
編成 | スコア Full Score 木管楽器 Piccolo Flutes 1&2 Oboes 1&2 Bassoons 1&2 Eb Clarinet Bb Clarinet 1 Bb Clarinet 2 Bb Clarinet 3 Bb Bass Clarinet Bb Soprano Saxophone Eb Alto Saxophones 1&2 Bb Tenor Saxophone Eb Baritone Saxophone 金管楽器 Bb Trumpet 1 Bb Trumpet 2 Bb Trumpet 3 F Horns 1&2 F Horns 3&4 Trombone 1 Trombone 2 Trombone 3 Bass Trombone Euphonium Tuba String Bass Piano 打楽器 Timpani Percussion 1 Percussion 2 Percussion 3 Percussion 4 |