作曲者 | 小谷有人(コダニ・ユウジン) |
シリーズ | ソロ(木管,金管,打楽器) |
編成概要 | ヴィブラフォン |
解説 | 【編成:ヴィブラフォン/(ピアノ伴奏なし、無伴奏)】 ●公益社団法人日本吹奏楽指導者協会(JBA)推薦楽譜 ●CD「ソロコンテスト・レパートリー・セレクション」に収録 《曲解説》 無伴奏ソロヴィブラフォン用の曲として書き下ろした本作。ドリアン調のメロディーが特徴だが、全体を構成しているミステリアスな雰囲気が全てを物語っている。「記憶」というタイトルにはそれほど深い意味があるわけではなく、楽曲を完成させた後で曲調を意識したらこのような題名になった。 また私はヴィブラフォンという楽器がとても好きで、それほど高等テクニックを使わなくともヴィブラフォンらしい響きを引き出せるように務めた。そのために、前編通して自分でも演奏できるよう入念に作成していったので、あまり鍵盤楽器が得意でない方でも丁寧に練習すれば十分に演奏出来る事だろう。 曲は3分30秒程で終了するが、構成的には5分程の曲(従来のソロ・アンサンブルコンテスト用の曲等)と同じ様になっており、同様の考えで取り組んでいただけるとすぐに没入できると思う。 まるで異国を彷徨うかの様な奔放さと、ミステリアスな曲調のミックスした魅力ある演奏を期待している。 (小谷有人) ////////////////////////////////////////////////////////// 「ソロコンテスト・レパートリー・セレクション」リリースによせて」 公益社団法人日本吹奏楽指導者協会(JBA) 会長 岡田知之 ロケットミュージックより邦人作曲家による管打楽器独奏用楽譜とCDのセットがリリースがされた。 JBAが開催している管打楽器ソロコンテストにおいて日本全国で多くの中学生と高校生が参加している。 しかし、取り上げる作品のほとんどが外国の作曲家によるもので、中には音楽大学生やプロフェッショナルの音楽家でも難しいと思われる作品を苦労して演奏している奏者も多く見受けられる。 このプロジェクトでは、我が国の管打楽器事情を知り尽くした邦人作曲家が、生徒たちの成長過程に見合った作品を提供してくれた事に大変意義を感じている。 同時にリリースされたCD単独で聴いても「ソロコンテスト」と題しているものの、一流演奏家の起用により観賞用音源として素晴らしい内容である。 将来活躍が期待される若手の音楽家育成のためにも、ロケットミュージックの素晴らしいこの企画に、これからも注目していきたい。 ////////////////////////////////////////////////////////// |
解説2 | 《小谷有人プロフィール》 1991年千葉県船橋市生まれ。幼少の頃より父親の影響でクラシック、ポップス、ジャズ、テクノ、ゲームミュージックなど多岐にわたりCDやカセットで聴き込む事となる。 中学校で管弦楽、高校で吹奏楽を共に打楽器で担当。2010年尚美ミュージックカレッジ専門学校アレンジ・作曲学科(2年制)に入学。1年次にて成績優秀者として学内レーベル「D MAC RECORDS」‘AVE 10 ’に参加。2012年同専門学校音楽総合アカデミー学科アレンジ・作曲コース(4年制)に3年次として編入。2013年、学内レーベル‘ZAVA8 ’に参加。 現在、木管・打楽器のアンサンブル編曲を中心にしつつ、作曲や一般バンドでのエキストラとして活動している。 作曲を八木澤教司、岩田学、露木正登。ピアノを荒 玲子。打楽器を増田博之。サクソフォーンを有村純親各氏に師事。 |
編成 | Vibraphone (無伴奏) |