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こをろこをろ【マリンバ】 ソロ楽譜

Ko-O-Lo Ko-O-Lo for Marimba solo

商品番号 SOL125

グレード 4

出版社 ロケットミュージック

在庫:あり
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¥3,960税込
作曲者 會田瑞樹(アイタ・ミズキ)
シリーズ ソロ(木管,金管,打楽器)
編成概要 マリンバ
解説  こをろこをろ 副詞 ( 「に」を伴って用いる ) 海水、塩水などが、かきまわされて次第に凝りかたまってゆくさまを表わす語。
[初出の実例]「塩許々袁々呂々(コヲロコヲロ)に画き鳴(な)して引き上げたまふ時」(出典:古事記(712)上)
 マリンバ独奏といえばほとんどが5オクターヴマリンバのために書かれたものばかりで、その制約を破りたく、4オクターブマリンバで演奏でき、技術的にも叙情的にも充実したものを目指した。こをろこをろとは古事記に登場する「世界を掻き混ぜる」擬音として登場する。実に神秘的な心持ちのするこをろこをろの響きは、まさにマリンバのトレモロにこそふさわしい擬音でもあると感じた。また、マリンバが得意な反復音形を多用することで、緊張感や高揚感を伴い音楽が進むことを意図した。

〈演奏のポイント〉
 4本撥による演奏となるが、クロスグリップを実践する際は薬指と小指の力を意識することが望ましい。この二本の指がバチのクロスを支えており、力点となる。トレモロは常に細かく、さらに呼吸感を持って演奏することが望ましい。速いパッセージは粒を際立たせ、特に末尾の音形にまで意識を傾けることが重要である。はっきりとした速度の変化、微細な強弱の違いに注意を払い、シャフトサウンド、終結部の打った後に音を変化されるbend奏法(通常のマレットで打ちながら、シロフォンマレットで音盤をこする)で音程変化も楽しんでほしい。マリンバの持つ様々な魅力の発見の一助となれば幸いである。(會田瑞樹)
解説2 〈會田瑞樹プロフィール〉
1988年宮城県仙台市生まれ。2010年日本現代音楽協会主催”競楽Ⅸ”第二位入賞と同時にデビュー以降、これまでに300作品以上の新作初演を手がけ「初演魔」の異名をとる打楽器/ヴィブラフォン奏者。作曲家として2019年第10回JFC作曲賞入選、2021,2023年リトアニア聖クリストファー国際作曲コンクール特別賞を2度にわたり受賞。2022年2月には東京都「アートにエールを!」採択事業として初の自作自演個展を開催。10月には自らが作曲を手掛けた《祭禮 二台のヴィブラフォンのための協奏曲 》を新田ユリ指揮、京都室内合奏団とともに世界初演。2023年10月には全45曲からなる《北原白秋のまざあ・ぐうす》を発表。『今年出会った「新作」の中で、将来の育ち方が最も楽しみなひとつ。リミックスの時代たる21世紀の「創作」』(渡辺和氏)等の賞賛を受ける。2020年発売の最新アルバム「いつか聞いたうた ヴィブラフォンで奏でる日本の叙情」は年間最優秀ディスクとなる第59回レコードアカデミー賞受賞。ヴィブラフォン、現代作品の魅力を多彩に紹介した成果により令和2年度大阪文化祭奨励賞、令和3年度宮城県芸術選奨新人賞受賞。かなっくホールレジデントアーティスト。千代田区立九段小学校“九段planets”サポーターとして指揮者の任にあたるなど、ジャンルを越えた縦横無尽の活躍が続いている。
 2024年6月にはタイ・バンコクにおいて新作《日比谷》(萩原恭次郎詩)永野伶実氏委嘱作品《優しい女》両作品の初演は大きな反響を集めた。8月には指揮者として千代田区立九段小学校“九段planets”を率いて第72期TBSこども音楽コンクールに楽団創設以来の初参加。9月にはリトアニア・ヴィリニュスにおいて、モデスタス・バルカウスカス指揮、聖クリストファー室内合奏団シーズンオープニングコンサートに6年ぶりにソリストとして招かれ、自らが作曲を手掛けた《Stardust Concerto for Vibraphone and Strings Orchestra 》初演、11月には渕田嗣代氏委嘱作品《鶯の歌》(北原白秋詩)の初演が予定されるなど、演奏、創作の両面からその音楽性を発揮し続けている。
編成 マリンバ(無伴奏)
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