編曲者 | 宍倉 晃(シシクラ・コウ) |
作曲者 | Alfred Reed(アルフレッド・リード) |
シリーズ | クラシックアレンジ |
編成概要 | 吹奏楽 |
解説 | 【この楽譜は「小編成用」のためにアレンジされた楽譜で、22人から演奏できるように工夫されています】 カナダの北マニトバ・コンサート・バンド・フェスティヴァルの委嘱で作曲され、1983年11月26日に、このフェスティヴァルの最終のコンサートの際、作曲者の指揮で初演されました(大編成のオリジナル版)。 曲は4つの楽章からできていて、いずれも18世紀に流行した舞踏組曲によく用いられたスタイルや舞曲の名がつけられています。 ●第1楽章 イントラーダ 序曲 4/4拍子のファンファーレと行進曲の形式で、宮廷にゲストを迎えて入場してくる情景を描き、宮中のフェスティヴァルがはじまる序曲となっています。テュッティの多い重々しさのある行進曲です。 ●第2楽章 シチリアーナ シチリアーナは、6/8拍子のイタリアの舞曲で、木管やホルンを主体に演奏される美しい曲です。 ●第3楽章 スケルツォ 18世紀のシンフォニーの第3楽章には、よくメヌエットという3/4拍子の優美な舞曲が用いられました。ベートーヴェンはそのかわりに少し軽快な3拍子のスケルツォを用いましたが、ここではそれにならってスケルツォを第3楽章に用いています。この曲は3拍子ではなく、2/4拍子を用い、木管を中心に軽快な3部形式で書かれており、トリオではミュートをつけたトランペットの軽快なメロディがあらわれます。 ●第4楽章 ジーク ジークは、17世紀から18世紀の組曲の終楽章に用いられた舞曲の1つで、6/8拍子のイタリアまたはフランス、それにイギリスで流行した舞曲です。軽快で、かつ流れるように浮きたつ楽しさをもつ曲で、終楽章らしい華やかさをもっています。(秋山紀夫) |
解説2 | 【編曲家プロフィール】 武蔵野音楽大学卒業。 オーボエを虎谷迦悦、吉成行蔵に、声楽を持木弘の各氏に師事。16歳から作・編曲を始めクラシック、ジャズ、ポップスを数多く吹奏楽に編曲し、出版作品も多い。埼玉栄高校吹奏楽部コーチ。洗足学園音楽大学非常勤講師。アメリカ・イリノイ州ネーパーヴィル市名誉市民。 |
編成 | スコア識別 Full Score 木管楽器 Flute 1 Flute 2 Oboe(Opt.) Bassoon(Opt.) Bb Clarinet 1 Bb Clarinet 2 Bb Bass Clarinet Eb Alto Saxophone 1 Eb Alto Saxophone 2 Bb Tenor Saxophone Eb Baritone Saxophone 金管・弦楽器 Bb Trumpet 1 Bb Trumpet 2 F Horn 1 F Horn 2 Trombone 1 Trombone 2 Euphonium Tuba String Bass(Opt.) 打楽器 Timpani Snare Drum Bass Drum Crash Cymbals Mallet Percussion 1 (Glockenspiel, Vibraphone) Mallet Percussion 2 (Vibraphone, Xylophone) |