No. | 曲名 | 時間 | 楽譜情報 |
1 | Fanfare for a Friend - B.Appermont | 3’54 | 取寄可能 |
2 | Devil’s Island - W.Lenaerts | 12’02 | 取寄可能 |
3 | Overture to the Three Angels - J.Tassyns | 8’16 | 取寄可能 |
4 | Expressive Grieg - E.Grieg/arr. J.Rypens | 5’11 | 取寄可能 |
5 | RadiObertura - T.A.Barberan | 5’09 | 取寄可能 |
6 | Elegia - W.Lenaerts | 6’24 | 取寄可能 |
7 | Villa Wertha - W.Fransen | 8’39 | 取寄可能 |
8 | La Pulce d’Acqua - A. Branduardi/arr. G.Moreau | 3’24 | 取寄可能 |
9 | Oblivion - A.Piazzolla/arr. S.Verhaert | 3’08 | 取寄可能 |
10 | Sous le ciel de Paris - H.Giraud/arr. S.Minnebo | 3’38 | 取寄可能 |
アーティスト | Rundfunk-Blasorchester Leipzig(ライプツィヒ放送吹奏楽団) |
シリーズ | CD |
編成概要 | CD【吹奏楽】 |
解説 | 1950年創設のドイツの吹奏楽団とヨーロッパを中心に活躍する指揮者コバーによる演奏。アルバムの構成も演奏会のプログラムのようにまとめられ大変聴きやすい。1曲目「友人のためのファンファーレ(アッペルモンド)」、ノアの箱船、ガリバー旅行記など、数多くの話題作製造中の作者がおくる、力強くロマンチックなファンファーレ。式典の序曲、コンサートの冒頭に最適。金管楽器の壮大さ、特にホルンのポロロン(セブンセブン!)がかっこいい。テンポアップにシロホンが入ってさらにスピード感アップ。トランペットがテーマをのびのび歌い上げると力強いフィナーレで終わります。この曲も多くの吹奏楽団で演奏されること間違いなし。2曲目「悪魔の島(レナーツ)」、変化のある大変魅力的な作品。ズバリ、コンサート・コンクールに最適です。静かな序奏はドラマチックな曲を予感。金管群の強奏も強烈ですが、随所にみられるパーカッションの演奏が光ります。コールアングレのソロで静に曲を閉じます。3曲目「3人の天使たちの序曲(タジンズ)」、トランペットとトロンボーン金管セクションによってアクティブァなファンファーレからスタート。そのファンファーレのテーマを繰り返し演奏。マリンバやテンプルブロックなどパーカションも大活躍。壮大なフィナーレをむかえます。4曲目「Expreeive Grieg(グリーグ)」第1楽章:木管の序奏からコルネット(トランペット)のあまーい美しいソロが聴けます。第2楽章:木管楽器の静かで美しいアンサンブルが心にしみる演奏です。5曲目「RadiObertura(バーベラン)」、堂々とした低音のロングトーンにファンファーレ風のメロディーをトランペット、クラリネット等が高らかに響かせます。変化に富んだ楽しい作品で中級のバンドにはもってこいのレパートリー。6曲目「エレジア(レナーツ)」、曲は終始ゆったりしたテンポで重苦しい悲しげな旋律が進行します。怒りのような雰囲気を感じながら、希望に満ちた光がさすような気がするたいへんドラマチックな作品。おしまいのころにオーボエ、コールアングレ、ファゴットの短いアンサンブルが聴けます。7曲目「ヴィラ・ワーサ(フランセン)」、堂々とした序奏。ピッコロの舞曲風な演奏も楽しそう。クライマックスは、メロディーを賛歌のように全体でたっぷり歌い上げ静に曲を終えます。取り組みやすいオーソドックスな作品。初級バンドにもぜひトライしてはいかがでしょうか。8曲目「La Pulce d’Acqua(モレア編)」、フルートが軽やかにソロを奏でます。ハイハットの伴奏がのりのりです。9曲目「Oblivion(ヴィアハート編)」、オーボエのソロをスタートにエキゾチックな音楽が始まります。10曲目「Sous le ciel de Paris (ミネボ編)」、これはいいです! 楽譜があったら即演奏ですね。バンドネオンの名曲を、吹奏楽のバックで最後のプログラムは大盛り上がり(ブラボー)!! 充実のコンサートはこれで終了です。(松浦正敏) |