アーティスト | Nagoya University of Arts Wind Orchestra、 Jan Van der Roost、 etc. conductor(名古屋芸術大学ウィンドオーケストラ 指揮=ヤン・ファンデルロースト他) |
シリーズ | CD |
編成概要 | CD【吹奏楽】 |
解説 | 名芸大ウインドオケによるデ・ハスケ社の新着CD!!内容充実の超話題曲満載でスーパーセールスまちがいなし!吹奏楽ファンにとってたまらない一枚です!!(ほんとこれ以上の表現見つかりません)1曲目「クラフトヴェルク」、ドイツのある町の歴史を音楽にしました。大変理解しやすい曲の流れで、空襲警報のサイレンの音、演奏者自身が歌うコーラスなど大変興味深い場面が多く魅力的な曲です。技術的にも取り組みやすいです。コンサートに一押し!2曲目「ケベック 北のラプソディー」、カナダのケベック市の四季をあらわしています。日本のどこか想像したくなる親しみやすい曲です。フィナーレのクラリネットをはじめとするメロディーはかなり伸びやかです。4曲目「タンツィ」、リクディム、プスタと並ぶ民族音楽。のりのりテーマはファンデルローストさんの得意技。終楽章が終わると「ホイ!」と言いたくなるのは私だけ?このほかに「バルカンヤ」等も入れてシリーズコンサートなんて。プスタはアンサンブル編成にして「ロースト!ロースト!ロースト!」(つい調子にのってパクってしまいました)。5曲目「ヴァレリウス変奏曲」、心地よいパーカッションのリズムにのって、木管楽器そしてトランペットがすがすがしく歌われるときが最高です。7曲目「アースクエィク(地震)」、この18分に及ぶ大曲はただ強烈なサウンドだけの表現でなく、さまざまな場面と人間の心情を大変わかりやすく表現しています。何度聴いてもすばらしい演奏!パーカッションの活躍は宇宙レベル!サックスの悲壮なソロはそのバックのサウンドと相まって感動的。コンサート、コンクールでの名演が期待されることでしょう(ただ時間が長いかな)。これを演奏する時は、演出のために観客席がグラグラ揺れる装置と、水がダッーーーと四方八方から流れ込んで、しかも曲が終わったらすぐに元通りになる装置を体育館につけられるかどうか、先生にお願いしてみましょう。このディスクでは日本語の解説がすごく丁寧に書かれていたので大変勉強になりました。(松浦正敏) |