作曲者 | 真島俊夫(マシマ・トシオ) |
シリーズ | オリジナル |
編成概要 | 吹奏楽 |
解説 | トム・ジョビン音楽センター、アーサー・ナイス氏、及び ISGM新曲委嘱基金の共同委嘱により、日本とブラジルの友好100周年を記念して、ニューヨークを拠点にソロ・マリンビストとして活躍している名倉誠人氏のために作曲されたマリンバとバンドの為の協奏曲です。 2008年6月、名倉誠人氏とサンパウロ州立吹奏楽団により、ブラジルのサンパウロに於いて初演され、好評を博しました。以降、日本、ベルリン、チェコでも演奏されています。 この協奏曲は、1908年に移民として初めてブラジルに渡った日本人の希望や苦労、そしてブラジルの人々との友情を描いた三つの楽章で構成されています。 第一楽章 航海(Voyage) 日本からの移民が大きな希望を抱いてブラジルに船出する様子が描かれています。 第二楽章 郷愁(Nostalgia) 静かな夕暮れに佇み、故郷を想う情景。 第三楽章 結実の祭り(The festival of fruition) 両国民の信頼と友情が、やがて大地に堂々と根をはる大樹となり、ゆるぎない結束を実らせます。途中、サンバのリズムも聞こえてきます。 作品の難易度は5段階中4ですが、ソロ・マリンバは難易度がさらに高くなっています。 |