編曲者 | 宍倉 晃(シシクラ・コウ) |
作曲者 | Giuseppe Verdi(ジュゼッペ・ヴェルディ) |
シリーズ | クラシックアレンジ |
編成概要 | 吹奏楽 |
解説 | 【編曲家からの曲解説】 歌劇「椿姫」はイタリアの作曲家G.ヴェルディの代表作です。これまで世界中の歌劇場で数多く上演されており、ヴェルディの作品の中で取り分け愛されている作品と言われています。 ストーリーは主人公のヴィオレッタ・ヴァレリーとアルフレード・ジェルモンの幸せかつ、苦しい恋物語。原題の「ラ・トラヴィアータ」とは「道を踏み外した女」という意味であり、純粋なアルフレ-ドとその父親のジョルジュ・ジェルモンとの間に挟まれたヴィオレッタの苦悩を描いています。 冒頭はオペラ開始の前奏曲で始まり、第1幕の幕開けの豪華な夜会の音楽に入ります。続いて第2幕の見せ場「闘牛士の合唱」となり、スペイン風のリズミカルな音楽となります。続いてヴィオレッタが第2幕で歌う悲痛なメロディと第2幕2場のキャスト、合唱大勢で歌われる音楽を合体させており、壮大な響きへとつながっていきます。 最後は第1幕1場の合唱音楽で盛大なフィナーレを迎えます。 この吹奏楽版は小編成用に編曲していますが、そのまま大勢で演奏しても良い響きが得られると思います。 イタリアオペラの巨匠ヴェルディの素晴らしい世界をお楽しみください。(宍倉晃) 【秋山紀夫先生 (日本吹奏楽指導者協会名誉会長) からの曲解説】 埼玉栄高校が多く演奏している、いろいろな歌劇やミュージカルの編曲を手掛けている先生の作品だけあって、大編成バンドでも演奏したくなるような曲です。まず第1幕への前奏曲が全曲現れ、ここだけでも演奏しがいがあります。次に第1幕の幕開けの場面の音楽がにぎやかに続き、次にムードを変えて第2幕第2場の仮面舞踏会から闘牛士の舞曲が現れます。次に第2幕第1場で、ヴィオレッタが男の父親に「自分が身を引いて別かれる」と歌うアリアがゆったりした8分の6拍子で現れ、第2幕最後の大合唱へと続き、さらに第1幕第1場の合唱の音楽をフィナーレに使って終わります。グレード4、12分51秒で、コンクールにはカットが必要。 |
解説2 | この楽譜は「小編成用」の楽譜で、小編成バンドでもコンクールに出場できるように、最小20人から演奏できるように工夫されています。 |
編成 | スコア識別 Full Score 木管楽器 Flute 1 Flute 2 Oboe(Option) Bassoon(Option) Bb Clarinet 1 Bb Clarinet 2 Bb Bass Clarinet Eb Alto Saxophone Bb Tenor Saxophone Eb Baritone Saxophone 金管・弦楽器 Bb Trumpet 1 Bb Trumpet 2 F Horn 1 F Horn 2 Trombone 1 Trombone 2 Euphonium Tuba String Bass(Option) 打楽器 Timpani Percussion 1 (Triangle,Tambourine,Crash Cymbals, Snare Drum) Percussion 2 (Bass Drum,Castanets) Percussion 3 (Crah Cymbals) |