アーティスト | Cincinnati Wind Symphony、 Eugene Corporon、 conductor(シンシナティー・ウィンド・シンフォニー 指揮=ユージン・コーポロン) |
シリーズ | CD |
編成概要 | CD【吹奏楽】 |
解説 | 最近の20年間にデジタル録音の技術が進み、CDが簡単に作れるようになり、世界中で吹奏楽の録音が急に活発になりました。その中でも、かつて1950年代にフェネルがイーストマン・ウィンド・アンサンブルとともに多くのオリジナル曲の録音を紹介したのと同様に、現在活躍しているのがユージン・コーポロンです。彼はカリフォルニア州立大学ロング・ビーチ校の出身で、ウイスコンシン大学、ノース・コロラド大学、ミシガン州立大学でウィンド・アンサンブルの指揮者をつとめ、1987年からオハイオ州シンシナティー音楽院の指揮者に就任し、1989年からクラヴィア・レコードに「ウィンド・レコーディング・プロジェクト」をスタートさせ、沢山のCDをリリースするようになりました。この仕事は1995年に現在つとめているノース・テキサス大学に移ってからも続いています。1993年5月にはシンシナティー音楽院ウィンド・アンサンブルをひきつれてネムの郷の日本バンド・ディレクター・クリニックに来日、出演しています。さて、「アメリカの夢」とアルバム・タイトルがつけられているこのCDは、アメリカにおける吹奏楽の歴史そのままといってもいいでしょう。往年のオリジナルの名曲、これらは今聴いても、その輝きが全く失われていないことを実感できるアルバムです。(秋山紀夫) |