作曲者 | Darius Milhaud(ダリウス・ミヨー) |
シリーズ | 木管アンサンブル |
編成概要 | 木管五重奏 |
解説 | 木管五重奏では人気のある作品。 元はレーモン・ベルナール(英語版)監督の映画『愛の騎馬行列』(Cavalcade d’amour 、『愛の騎士旅行』とも。日本公開時の題名は『第三の接吻』)のために1939年に作曲した音楽を、7曲からなる組曲に編んだものである。この映画は3つの時代を描いており、3人の作曲家が各時代の音楽を担当していたが、ミヨーが担当したのは中世の場面であった。ちなみに他の2人はオネゲルとデゾルミエールである。 「ルネ王」とは、15世紀にプロヴァンス地方を治めていたフランス貴族ルネ・ダンジューのことである。一時ナポリ王位に就いていたため「ルネ王」と呼ばれていた。プロヴァンスの中心であるミヨーの故郷エクス=アン=プロヴァンスには、冬の間もよく日が当たって風が当たらず暖かい場所があって、ルネ王はそこへ毎日のように出かけたという逸話がある。エクスの人々はその場所を「ルネ王の暖炉」と呼んでいた。 曲は、旋律やリズムが古風でありながら、楽器の使用法や和声が近代的という、新古典主義音楽の典型のような作風になっている。 |
解説2 | 【編成】フルート(ピッコロに持ち替え有)、オーボエ、Bbクラリネット、フレンチホルン、バスーン 【収録曲】 行列(Cort ge) オーバード(朝の歌)(Aubade) 軽業師(Jongleurs) ラ・マウザングラード(La Maousinglade) アルク川の槍試合(Joutes sur l’Arc) ヴァラブルでの狩り(Chasse Valabre) 夜のマドリガル(Madrigal nocturne) |